お子さんと一緒に映画を楽しみたい!
そう思われるパパママはたくさんいると思います。
しかし、映画館では周りに迷惑がかからないよう鑑賞するのがマナーですよね。
そのため、小さなお子さんを連れての映画は不安でなかなかデビューできないパパママもいるのでは?
そこで、映画館デビューについて、先輩ママの体験談なども交えつつ詳しくご紹介します。
映画館デビューのために、知っておきたい注意点や成功のコツなどをご紹介しますので、
ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
子どもは何歳から映画館に入れる?
まず 映画館では年齢の制限などがあるか、詳しくみていきましょう。
映画館の決まりはない
映画館って何歳から利用できるのだろう?と気になっているパパママも多いと思いますが、
ほとんどの映画館では年齢制限などは設けられていないことが多いです。
つまり、0歳の小さな赤ちゃんであったとしても、映画館に入場することはできるということです。
しかし、月齢の低い赤ちゃんは映画館の暗さや大きな音を怖がって泣いてしまうこともあります。
映画館の中で長時間過ごすというのも難しく、赤ちゃんにとっても
パパママにとっても負担になってしまうこともあるでしょう。
映画館に入場することはできますが、実際に映画デビューするのは
お子さんの成長に合わせるということが必要です。
集中する時間が長くなってから
お子さんが好きなアニメであったとしても、テレビアニメとは違い、
観ている時間が少し長くなります。
そのため、最初から最後まで映画を観るとなると、それなりの集中力も必要になってきます。
個人差はあるものの、一般的には3歳〜4歳くらいになると、パパママの話を聞くことができ、
内容も理解できるようになってくるお子さんも多いと思います。
お子さんが映画館で騒いでしまうと、パパママは注意するのも大変ですし、
周りに迷惑がかかるため気が気じゃありませんよね。
映画館デビューは「いくつになったから」と年齢で考えるのではなく、
『お子さんの集中力やパパママの言っていることが理解できたら』
というのを判断の基準にするのも良いでしょう。
暗さや音などを怖がらないか
お子さんの中には、暗い場所が苦手・大きな音が苦手というお子さんも多いと思います。
映画館は自宅とは環境がまったく違いますので、照明を落として観るということになりますよね。
薄暗いのが苦手という場合には、無理をしない方が良いでしょう。
大きな音が苦手で怯えてしまうという場合も同じです。
映画館が怖い場所とトラウマになってしまうこともありますので、
暗さや大きな音に慣れてきたらというのもデビューの判断の基準としてみましょう。
映画を楽しむためにも、無理は禁物です。
子どもの映画館デビュー!料金は?
映画館で気になることと言えば、料金もその1つでしょう。
赤ちゃんや小さな子どもの映画料金についても、事前に調べておくと良いでしょう。
2歳までは無料が一般的
映画館の子ども料金については、映画館によって違います。
一般的には、2歳までのお子さんは無料で映画を楽しめるような料金設定がされているところが多くなります。
兄弟や姉妹などがいる場合は、嬉しい料金設定ですね。
中には2歳でも料金がかかる場合もありますので、事前に調べておくと良いでしょう。
無料のお子さんは膝の上に
多くの映画館では、2歳までは無料というところが多くなりますが、その場合は
無料になるお子さんの座席はありません。
パパママの膝の上で鑑賞するのが大前提となります。
小さなお子さんとの外出は、どうしても荷物が増えてしまいますが、
膝の上に座らせることができないといったことがないよう、注意しましょう。
映画館によっては、手荷物を入れることができるよう手荷物を預ける
コインロッカーが併設されているところもあります。
パパママのどちらかとお子さん2人で映画館に行くという場合には、
事前に確認しておくと良いでしょう。
子どもの映画館デビュー!注意点は?
小さなお子さんとの映画館デビューでは、どのようなことに注意したら良いのか見ていきましょう。
アニメや子ども向け映画を選ぶ
子どもとの映画館デビューの注意点1つ目は、アニメや子ども向けの映画を選ぶということです。
映画館デビューでは、お子さんも初めての映画を楽しむことができるように
子ども向けの映画がおすすめです。
子どもに合わせた映画であれば、お子さんも喜びますし、パパママも安心して映画館デビューができますね。
時間にゆとりを持って
子どもとの映画館デビューの注意点2つ目は、時間にゆとりを持って行動するということです。
映画はすべて上映スケジュールが決まっていて、上映時間も決められていますので、
時間にはゆとりを持って行動しましょう。
お子さんとの外出は、大人だけの外出とは違い、予定通りに動けないということがたくさんあります。
映画館に向かうまでに赤ちゃんがグズってしまうこともありますし、
映画館のトイレが混んでいてお子さんがトイレを我慢できないといったことも考えられます。
上映時間が過ぎてから、映画館の中に入るというのは周りの目も気になりますし、避けたいですよね。
落ち着いて映画を見ることができるよう、時間に余裕を持って行動するようにしましょう。
できるだけ出口に近い座席を選ぶ
子どもとの映画館デビューの注意点3つ目は、できるだけ出口に近い座席を選ぶことです。
映画はある程度長い時間となりますので、途中で赤ちゃんが泣き出してしまったりすることもあるかもしれません。
お子さんがトイレに行きたくなってしまうかもしれませんし、親子で映画を観るとなると、
映画館を出入りする回数も多くなるかもしれません。
ですので、事前に座席を選ぶ場合には、できるだけ出入口に
近い座席を選ぶと良いでしょう。
他のお客さんの前を通らないで外に出られれば、気負わずに出入口に向かうことができるでしょう。
座席についてもう1つ注意したいのは、お子さんの目線の高さに合う座席を選ぶことです。
大人もそうですが、前すぎる座席というのは、長い時間顔を上げてスクリーンを見なければなりません。
お子さんが映画を観るのに疲れてしまうことがありますので、前の方の座席は避けるようにしましょう。
子どもが騒いだら出る覚悟で行こう
子どもとの映画館デビューの注意点4つ目は、子どもが騒いだら出る覚悟で行くということです。
映画館デビューするのは、お子さんの年齢や成長によって違いますが、
デビュー初日から最後まで静かに映画を観るということは難しいかもしれません。
最後まで絶対に観るんだ!と意気込んで行ってしまうとお子さんが騒いでしまった時に
なだめるのも大変ですし、パパママが疲れてしまうでしょう。
『子どもが騒いだら、また今度にしよう』
『遊びに出たいのであれば、外に出よう』
と 途中退出することも想定しておけば、いざ騒いだ時に
イライラすることもありませんし、落ち着いて対処できます。
パパママも出たい時に出ると割り切ってしまった方が気持ちが楽になるでしょう。
子連れOKの映画館に行ってみよう
ここ数年で、赤ちゃん連れや小さなお子さん連れのパパママが楽しめる映画館が増えているのをご存知でしょうか。
普通の映画館ですと、照明を暗くして映画を観ますが、映画の上映中も照明が通常よりも明るく、大きな音も控えめ。
小さな子どもが怖がることがないよう配慮されています。
また、映画館によってはスクリーンの前に、子どもの遊び場のスペースが設けられているところもあります。
もちろん、周りのお客さんも子連れの方ばかりですので、お子さんが騒いでしまったとしても、
お互いさまと思い合うことができるため、パパママの気持ちも楽になります。
中には、離乳食の持ち込みもOKな映画館もありますので、上の子の映画館デビューはしたいけど、
下の子が小さいのでなかなかデビューできないという時にもおすすめです。
子連れOKの映画館については、下記サイトなども参考にしてみて下さい。
【TOHOシネマズ ママズクラブシアター】
【MOVIX ほっとママシネマ】
【ユナイテッド・シネマ 抱っこdeシネマ】
子どもの映画館デビュー!成功させるためにやっておくこと
お子さんとの映画館デビューを成功させたい!
そのために事前にできることをやっておきましょう。
シミュレーションをしておけば、パパママもお子さんも楽しく映画を観ることができるでしょう。
映画館に行きたいをきっかけに
まずは、お子さんの「映画に行きたい」という言葉をきっかけに映画館デビューを考えてみましょう。
お子さんが産まれると、どうしても映画館から足が遠のくパパママが多いと思いますので、
お子さんの行きたいという言葉をきっかけにしてみるのも良いでしょう。
また、幼稚園などに入ると、周りのお友達に誘われてデビューのチャンスがあるかもしれません。
大好きなお兄ちゃん、お姉ちゃんと一緒だと、上手に映画を観ることができるかもしれません。
お子さんが行きたいという気持ちを持ったら、ぜひ映画館デビューを考えてみましょう!
映画を最後まで観ることに慣れさせておく
映画館デビューを決めたら、映画デビューの当日までにできることをやっておきましょう。
まずは、映画を最後まで観ることに慣れておくこと。
お子さんの好きなアニメであっても、映画となるといつもより時間が長くなることがほとんどです。
お子さんのほとんどが、普段好きなアニメなどを観ていても途中で飽きてしまい、
違う物を観出したりするのではないでしょうか。
映画館デビューのためには、映画は見始めたら、最後まで観るものだということを教えてあげましょう。
ご家庭にあるDVDなどで、練習しておくと良いでしょう。
観たいDVDをお子さんに選んでもらい、ソファーに座って最後まで観ることができたら、
映画館に行くことができることをお話ししてみましょう。
お子さんと映画館デビューの前に、お家で映画観賞を親子で楽しんでみましょう!
映画館の暗さ・音量の大きさを再現してみる
映画館では、暗さや音量がお子さんにとってネックになることがあります。
お家では、テレビを観る時には、部屋を明るくして、テレビから離れて長い時間は観ないというのが基本ですよね。
そう考えると、映画館というのは特別な空間ですので、お家では
いつもより少し音を大きくして、部屋を少し暗くして練習してみるのも良いでしょう。
もし、暗さや音の大きさで怖くなってしまった時は、
すぐに映画館から出ることができるということも合わせて教えてあげましょう。
リビングを映画館に見立てて練習
映画を観ることに慣れてきたら、お家のリビングを映画館に見立てて、
映画館デビューのシミュレーションをしてみるのも良いでしょう。
映画のチケットを手作りで準備したり、映画のお供の定番のポップコーンやジュースなどを用意して、お家で映画館ごっこをしてみましょう。
鑑賞のマナーを教えておく
小さなお子さんにとって1番難しいことかもしれませんが、映画館でのマナーを何度も言って聞かせましょう。
- 映画館では他の人もたくさんいて、一緒に映画を観ているため、静かに観なければならないということ
- 話したいことがある時には、小さな声で話すこと
- 前の席を蹴ったり、立ち上がったりしてはいけないこと
- 騒いだり、泣いたりしたら映画館から出なけらばならなくなってしまうこと
こういった映画館のマナーについては、何度もお話をしてあげて下さい。
映画館では最終チェック
映画館デビューの当日は、シミュレーションをしていたとは言え、初めての映画館に
お子さんは戸惑ったりすることもあるでしょう。
または、いつもと違う雰囲気に興奮してしまうお子さんもいるかもしれませんね。
ですので、少しでも映画館の雰囲気に慣れるために早めに座席に着いておくと良いでしょう。
そして映画が始まるまでに、もう一度映画を観る時のマナーを復習しておきましょう。
そうすることで、本編が始まった後も最後まで親子で映画を楽しむことができるでしょう。
先輩ママに聞く!映画館デビューの年齢は?
映画館では年齢制限などがないため、お子さんの成長に合わせて映画館デビューするのがおすすめです。
先輩ママに聞いたアンケートによると、男の子、女の子で平均だと3歳にデビューした方が1番多いという結果が見られます。
男の子ですと5歳、女の子ですと3歳、4歳でデビューというお子さんが多いようです。
中にはお兄ちゃん、お姉ちゃんと一緒に0歳でデビューしたというお子さんもいます。
やはり、お子さんがパパママの言うことを理解できるようになる3歳~5歳が多いようですね。
先輩ママに聞く!初めて観に行った映画は?
お子さんの映画館デビューでは、もちろんお子さんが楽しめる映画であることが前提です。
そこで、『お子さんが初めて観た作品は?』というアンケートの結果をみてみましょう。
第1位:ディズニー映画
第1位:ドラえもん
第3位:アンパンマン
第4位:ポケットモンスター
第5位:仮面ライダー
第5位:プリキュア
第7位:妖怪ウォッチ
第8位:クレヨンしんちゃん
第9位:しまじろう
最も多かったのが、ディズニー映画とドラえもんでした。
ランキングを見ると、お子さんに人気のアニメがズラッと並んでいます。
10位以下には、ジブリ作品や名探偵コナンなどの大人にも人気の作品がランクインしましたが、
上映時間が長いので、選ぶ時に注意しましょう。
また アンパンマンやしまじろう、きかんしゃトーマスなど小さなお子さん向けの映画には、
初めての映画館でも安心して最後まで観られるような工夫がいっぱいされています。
上映時間も60分前後と短めになっていたり、歌ったり踊ったりと参加することができる内容ですので、
初めてでも最後までお子さんが楽しむことができます。
先輩ママに聞く!映画館デビューの失敗談
映画館デビューはうまくいったという方もいれば、やはり失敗してしまったという方もいます。
そんな先輩ママの失敗談をみてみましょう。
落ち着きがなく、全然映画に集中することができませんでした。
これなら、家でDVD鑑賞をした方が良かったと思ってしまいました。
(7歳・男の子)
途中まではおとなしく観ていましたが、1時間経たないくらいで急に帰ると言い出し、映画館を途中で出ることになってしまいました。
後から聞いてみると、暗かったのと大きな音が怖かったようです。
(5歳・男の子)
途中でトイレに立ったりして、慌ただしく、他のお客さんに迷惑がかかり申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
もう少し大きくなってからでも良かったかなと思ってしまいました。
(5歳・男の子/3歳・女の子)
長男の映画デビューでしたが、下の子は自由に動けないことが不満で途中で暴れ出したりしたため、映画に集中することができず、正直きつかったです。
上の子に合わせて映画館デビューしましたが、下の子がもう少し大きくなってからでも良かったなと思いました。
(4歳・男の子/2歳・男の子)
先輩ママに聞く!映画を見せて良かったことは?
お子さんが産まれると足が遠ざかってしまう映画館ですが、
親子で映画デビューしてみたらとても良い経験になったと思われるパパママも多くいます。
幼稚園に入る前に映画館デビューをしました。
幼稚園に入るとミュージカル鑑賞やプラネタリウムなどに行く機会がありますが、暗いところでも騒がずにいることができたので、事前に慣れておいて良かったと思いました。
(3歳・女の子)
最初は映画館の暗さや音の大きさにびっくりして戸惑った顔をしていたので、「まだ早かったかな?」と思いましたが、徐々に慣れてくると集中して観ることができました。
帰る時にもずっと楽しそうに映画の話をしてくれたので、良い経験になったと安心しました。
(3歳・男の子)
いつもはテレビで観ている憧れのヒーローが、大きなスクリーンに映し出された時には、目をキラキラさせて喜んでいました。
戦うシーンなどは興奮して騒ぐのではないかと心配でしたが、周りのお子さんも同じシーンで声を出したりしていたので、最後まで安心して観ることができました。
(4歳・男の子)
大画面での映像と大音量に迫力を感じ、大感激していました。
映画館デビュー以来、映画が大好きな子になり、事あるごとに親子で映画館に足を運んでいます。
(7歳・女の子/4歳・女の子)
映画館デビューでは、良い経験になったという声が多く、失敗談より成功エピソードの方が多いようです。
ちなみに筆者も2人の男の子がいますが、長男5歳、次男2歳で映画館デビューしました。
長男が映画を観てみたいと言ったことがきっかけで、次男はまだ年齢的に小さいかなと思いましたが、
いつも長男と一緒に観ている大好きなアニメでしたので、思い切ってデビューすることに。
長男も次男も大きなスクリーンに大興奮し、特に長男はとても嬉しそうな顔をして、迫力ある映像を楽しんでいました。
心配だった次男も膝の上に座り、夢中で映像を観ていました。
次男は途中で限界がきて眠ってしまいましたが、クライマックスのシーンではしっかりと起きて、
最後には笑顔でキャラクターに手を振っていました。
2人とも怖がることもなく、騒ぐこともありませんでしたので、最後まで楽しく映画を観ることができました。
長男もとても満足したようで、また観に行きたいと言っていました。
そして、祖父母や幼稚園の先生やお友達のママなどに、嬉しそうに
話してくれていたので、とても良い経験になりました。
まとめ
親子で映画を楽しみたいけど、色々な不安があり、映画館デビューできないというパパママもいると思います。
しかし映画館は親子で楽しむことができますし、いつもとは違う空間にお子さんが大満足してくれることも多いでしょう。
お子さんとの映画館デビューが楽しく、思い出に残るように祈っております。