幼稚園の登園しぶりの原因は?防ぐ方法と対策をご紹介!

子どもにとっては、楽しい夏休み。

気が付くとあっという間に日にちが過ぎていきますよね。

 

そして、夏休みの後半になり、新学期が近づくにつれて

見られるようになるのが、幼稚園に行きたくない!

 

楽しかった夏休みが終わって欲しくない気持ちはわかりますが、

休み明けも元気に笑顔で幼稚園には登園してもらいたいものです。

 

そこで、夏休み後半から徐々に園モードに切り替えていきましょう。

登園しぶり予防法や、幼稚園に行きたくないというお子さんへの

対処法などをご紹介します。

 

夏休み後半!お子さんのこんな行動に要注意!

長い夏休み。

家族での旅行や友達とのプールや水遊び、夏祭り、

おじいちゃん、おばあちゃんに会いに行ったりと

子どもにとって楽しいことばかり。

 

しかし、夏休み後半になってくると、幼稚園が始まる日が

近づいてくることもあり、お子さんのご機嫌が斜めになることが

多いように感じるパパママも多いのではないでしょうか。

 

これが、夏休み明けの登園しぶりにつながることがあるのです。

・幼稚園の話をすると不機嫌になる

・明日幼稚園に行く?と不安そうな顔で聞く

・幼稚園に行きたくないと言う

・ちょっとのことでぐずぐずしたり、泣いたりする

・お腹が痛い、頭が痛いなどと訴える

・いつもより物に当たったり、壁を叩いたり蹴ったりする

・いつもより兄弟にちょっかいを出す

・急にべたべたと甘えてくる

もちろん、これらすべてが登園しぶりにつながるというわけでは

ありません。

 

まず、お子さんが体調が悪いということであれば、疲れがたまり

体調が悪くなっているかもしれませんので、かかりつけの小児科を

受診しておくと安心です。

 

しかし、体調も特に問題がない、引越しや出産などで環境の変化が

あるわけでもない。

 

そのような状況で上のようなお子さんの様子が見られるのであれば、

休み明けの登園しぶりにつながる可能性が高くなりますので、

お子さんの様子を注意深く見てあげる必要があります。

 

幼稚園に行きたくない!理由は何?

お子さんが幼稚園に行きたくないという理由はどのような

ことが考えられるのでしょうか。

 

休み明けだから

長い夏休み明けだけでなく、土日などの休み明けでも

月曜日は幼稚園に行くのを、ぐずるというお子さんもいます。

 

パパママや兄弟などと一緒に過ごす時間が大好きで、

楽しい休日を過ごした後は、まだまだ家族と一緒にいたいという

思いから、幼稚園に行くのを嫌がるお子さんもいます。

 

集団があまり好きではない

お子さんにも個性があり、それぞれ性格は違います。

 

1人で遊ぶことが好きで、集団生活の中では気疲れすると

感じるお子さんもいます。

 

幼稚園では、1人で遊んでいたというお子さんでも、時間が

経つにつれ、お友達も見つけることができ、集団が

気にならなくなるお子さんがほとんどです。

 

しかし、お友達を見つけるまでは、幼稚園に行くことが楽しいと

感じられないかもしれません。

 

できないことをさせられると思っている

幼稚園に入ると、人の評価も気になったりする年頃なのに、

競わされたり、できないことをみんなの前でやらされたり

することがあります。

 

それが嫌で幼稚園に行きたくないと思うお子さんも多くいます。

 

お子さんには、やりたくないことはやらなくてもいいという

ことを何回も繰り返し教えてあげることが必要です。

 

また家で一緒に練習してあげるなど、幼稚園でできないという劣等感を

持たなくても済むようなお手伝いをしてあげましょう。

 

幼稚園でいじめられていると感じている

幼稚園には様々なお子さんがいて、ガキ大将のようなお子さんも

いるでしょう。

 

そのお子さんはいじめているつもりはなく、遊んでいるつもりでも、

お子さんにとってはいじめられていると感じられることがあります。

 

その子のことを思い出すだけで、気が滅入って、幼稚園に行きたく

なくなってしまうことも。

 

そのような時には、園長先生や担任の先生に相談してみましょう。

 

先生も注意して様子を見てくれるでしょう。

 

夏休み後半からやっておきたい登園しぶり予防法!

幼稚園に通い出したとは言え、まだまだ小さな子どもです。

ママやパパと長い時間一緒に過ごすことができた夏休みモード

から、園モードに切り替えるのは難しいことですよね。

 

大人でさえ、日曜日の夜にサザエさんを見ると、明日から会社だと

憂鬱な気分になる、サザエさん症候群という言葉があるのですから、

小さなお子さんにとっては、切り替えが難しいのも当然です。

 

そうはわかっていても、パパママとしては休み明けも元気に笑顔で

幼稚園に登園して欲しいものです。

 

そのために、夏休み後半からやっておきたい登園しぶり予防法を

ご紹介します。

 

パパママの関わり方やパパママがかける言葉で、登園しぶりを

防ぐことができるかもしれません。

 

生活リズムを園モードに!

幼稚園があれば、毎日決まった時間に起きて、朝ご飯を食べて

着替え、歯磨き、幼稚園に登園というリズムがあると思います。

 

夏休みに入ると、次の日幼稚園があるわけではありませんので、

多少の夜更かしをしてしまうこともあるでしょう。

 

寝る時間が遅くなれば、当然起きる時間も遅くなります。

 

さらに、お出かけや旅行などを楽しめば、寝る時間、起きる

時間はますます乱れがちになります。

 

もちろん夏休みですから、自由に時間を過ごすことは悪い

ことではありません。

 

しかし、夏休み後半になったら少しずつでかまいませんので、

生活リズムを通園している時のリズムに戻すよう心がけましょう。

 

同じ幼稚園のお友達と遊ぶ

毎日顔を合わせていた幼稚園のお友達。

夏休みに入ると、それまでより遊ぶ時間は少なくなりますし、

家族や親せきなどと過ごす時間の方が多くなるでしょう。

 

夏休みの後半に入ったら、同じ幼稚園のお友達と出かけたり、

遊んだりして、交流を持ちましょう。

 

幼稚園のお友達と一緒の時間を過ごすことで、幼稚園で

一緒に遊んでいたのが楽しかったことを思い出すでしょう。

 

また、幼稚園で早く一緒に遊びたいなという気持ちに

なるお子さんも多くいます。

 

散歩や買い物ついでに幼稚園に行ってみよう!

夏休みの後半に入ったら、親子で幼稚園に足を運んでみるのも

良いでしょう。

 

幼稚園に行くという目的で出かけるのではなく、散歩や買い物に

出たついでに何気なく幼稚園に行こうと誘ってみましょう。

 

幼稚園は門が閉まっているかもしれませんが、

外から幼稚園を見ながら

「あの遊具でまた遊べるの楽しみだね!」

「○○先生に会えるのが楽しみだね!」

などの声をかけてみて下さい。

 

お子さんは元気に「そうだね!」と答えてくれるかもしれません。

 

また、預かり保育などを実施している幼稚園では、幼稚園の

園庭で遊んでいるお子さんを見ることができるかもしれません。

 

幼稚園の中で楽しそうに遊んでいる子どもたちを見て、

お子さんも楽しそうだな、早く幼稚園に行きたいなと

思ってくれるかもしれませんよ。

 

親子で園グッズを見直してみる

夏休み中は、幼稚園のカバンや帽子、園のグッズに触ることは

ほとんどないのではないでしょうか。

 

幼稚園から持ち帰ってきた用品はなくしてはいけないこともあり、

しまいっぱなしになっている方が多いと思います。

 

幼稚園が始まる日が近づいてきたらもうすぐ幼稚園が始まるから

カバンをキレイにしよう!とお子さんに声をかけて、一緒に

お手入れをしましょう。

 

また、ハンカチやティッシュ、タオルなどを買い替える時には

お子さんと一緒に買いに行き、お子さんに選んでもらいましょう。

早くこれを持って幼稚園に行きたいね!などさりげなく声を

かけてみて下さい。

 

親子で夏休みを振り返ろう!

長い夏休み、お子さんには様々な思い出が残っているのでは

ないでしょうか。

 

家族旅行やお出かけなどの写真を親子で一緒に見返したり、

出かけた時に買ったおもちゃで遊んだり。

 

ゆっくりじっくり親子で夏休みを振り返ってみましょう。

 

そうすることで、お子さんの中でも夏休みが終わるという

けじめのようなものがつき、気持ちが切り替わることもあります。

 

年齢別!生活習慣の立て直しのコツ

登園しぶりを防ぐためには、夏休み後半からは規則正しい

生活リズムを徐々に取り戻すことは大きなポイントになります。

 

パパママに言われてイヤイヤやるのではなく、自分から規則正しい

生活を取り戻せるように、パパママができるサポートの方法を

年齢別にご紹介します。

3歳代

3歳代は、自分から進んで規則正しい生活習慣を送る土台を

築く時期になりますので、

まだまだ自分で何かをやるという

ことも、気持ちを切り替えるということにも時間がかかります。

 

しかし、自分でやるとお子さんが言い出したことは、多少時間が

かかるとしても、上手にできなかったとしても、

じっくりと付き合ってあげましょう。

 

お子さんの気持ちを尊重してあげるということがとても大切です。

 

これを繰り返すことで、お子さんが自分でやるということの

楽しさが徐々にわかってきますので、自分から進んで規則正しい

生活を送ろうと努力し始めます。

 

4歳代

4歳代になると、1日の流れなどがわかってくる時期です。

夕食→入浴→寝る準備→絵本タイム→就寝など、夏休み後半から

1日の流れをルーティンにしてしまいましょう。

 

夕ご飯が終わったらお風呂に入ろうね!お風呂から上がったら

どの絵本を読む?などルーティンに関する会話をすることで、より

1日の流れを理解できるようになるでしょう。

 

5歳代

5歳代になると、先を予測する力もついてくる時期です。

明日は〇時に起きて、○○をしよう!とお子さんがワクワク

楽しみになるような提案をして、規則正しい生活へと導いて

いきましょう。

 

5歳になったらできることもたくさんあり、できるお手伝いも

増えてきます。

 

さらに、小学校への入学なども考えて、小学校だから〇時に

起きる練習をしてみよう!などの声かけをすると、規則正しい

生活を身に付けながら、小学校への入学が楽しみにもなります。

 

幼稚園に行きたくない!対処法は?

お子さんも何か理由があって幼稚園に行きたくないと

言っているのでしょう。

 

いつまでもぐずぐず泣いていたりすると、イライラしてしまう

こともあるかもしれません。

 

毎日となるとパパママもうんざりしてしまうこともあるでしょう。

 

幼稚園に行きたくないと言われたらどのように対処すれば

良いのでしょうか。

 

行きたくないを叱るのはNG

幼稚園に行きたくないとぐずぐずしていたりすると、

ついつい感情的に叱りたくなってしまいますよね。

 

しかし、行きたくないということに対して叱るのはNGです。

 

何かしら理由があって行きたくないとお子さんは言っています。

 

その気持ちを大好きなパパママから否定されてしまったら、

お子さんはますます行きたくないという気持ちが強くなって

しまいます。

 

毎日続くと、パパママも我慢するのは大変ですが、叱らずに

お子さんに向き合ってあげることが大切です。

 

共感して園が楽しみになる言葉をかける

お子さんが幼稚園に行きたくないと言い出したら、

まずはお子さんの気持ちに共感してあげましょう。

 

夏休み楽しかったもんね!行きたくないよね。○○ちゃんの

気持ち、パパママも良くわかるよ。

 

話を聞いて、共感してあげましょう。

 

共感してくれることで、お子さんの気持ちも落ち着きますし、

素直に話を聞く体勢ができます。

 

そして、共感した上で、幼稚園が楽しみになる言葉を

かけてあげましょう。

 

親がぶれない

共感をしても、言葉をかけてもお子さんは切り替えができず

ぐずぐずしてしまうかもしれません。

 

しかし、そのぐずぐずは一過性のことも多く、多くのお子さんが

自分なりのペースで、幼稚園の生活になじんでいきます。

 

お子さんがどんなに嫌でも、幼稚園が終わったら、小学校、中学校と

集団生活はその先も続きます。

 

幼稚園は病気以外の時には、毎日行く場所というスタンスで

どんなにぐずぐずしても、ぶれない姿勢で対応することも大切です。

 

ギューッと抱きしめる、甘えさせてあげる

お子さんが幼稚園から帰ってきたら、わがままを言っても

対処してあげたり、

頑張ったからたくさんギューってしてあげるねと

いつもよりたくさん抱っこしてあげるなど、思う存分

甘えさせてあげるのも1つです。

 

お子さんもママにギューってされれば、気持ちが落ち着きます。

 

まとめ

お子さんたちにとって、楽しい楽しい夏休み。

夏休みが終わると幼稚園が始まる、うまく気持ちの切り替えが

できないお子さんも多くいるでしょう。

 

特に夏休み後半からはお子さんの様子が少しずつ変わることも

あります。

 

・幼稚園に行きたくないと言う

・幼稚園の話をすると機嫌が悪くなる

・明日幼稚園に行く?と不安そうに聞いてくる

・ちょっとのことでぐずぐずしたり、泣いたりする

・お腹が痛い、頭が痛いなどと訴える

・いつもより物に当たったり、壁を叩いたり蹴ったりする

・いつもより兄弟にちょっかいを出す

・急にべたべたと甘えてくる

 

これらの行動が見られるようになったら、夏休み明けに

登園したくないと言い出すこともあるかもしれません。

 

そんな登園しぶりを防ぐためにも、夏休み後半から

パパママは声かけをしてあげましょう。

 

・生活リズムを園モードに戻す

・幼稚園のお友達と遊ぶ

・散歩や買い物のついでに幼稚園に行ってみる

・親子で園グッズをキレイにする

・親子で夏休みを振り返る

 

夏休み後半から、これらのことをやってみましょう。

 

お子さんの登園しぶりを防ぐことができるかもしれません。

 

また、年齢別に生活習慣を立て直すコツをご紹介しました。

 

自分から進んで規則正しい生活を送ることができるように

年齢に合わせた対応をしてあげるようにしましょう。

 

また、幼稚園に行きたくないという理由は、お子さんによって

違います。

 

しかし、理由があって幼稚園に行きたくないと言っていますので、

頭ごなしに叱るのはNGです。

 

大好きなパパママに叱られれば、ますます行きたくない気持ちが

強くなってしまうでしょう。

 

毎日ぐずぐずとなると、パパママもイライラしてしまったり、うんざり

してしまうこともあると思いますが、まずはお子さんの話を聞き、

共感してあげましょう。

 

そして、園が楽しみになるような言葉をかけてあげて下さい。

 

パパママが気持ちに共感してくれることでお子さんも安心しますし、

素直に話を聞いてくれるでしょう。

 

また、幼稚園に行きたくないとぐずり、転園、退園、お休みしたと

しても、その先には小学校、中学校とまだまだ集団生活は続きます。

 

お子さんのためにも、幼稚園は病気以外の時には毎日行く場所として

割り切って、ぶれないスタンスで送り迎えをするというのも

1つの方法です。

 

お子さんがぐずりながらも幼稚園に行ったら、帰って来た時には

たくさんギューっとしてあげて下さい。

 

多少のわがままも聞いてあげることにしましょう!

 

たくさんギューっとしてもらえれば、お子さんもニコニコ顔になるはずです。

 

毎日お子さんには元気に幼稚園に行って欲しいものですが、お子さんにも

理由があり行きたくないということもあるでしょう。

 

それに付き合うパパママは大変かもしれませんが、お子さんと一緒に

パパママも夏休みモードから園モードに切り替えましょう。

 

お子さんが笑顔で幼稚園に行けるようになるといいですね!