小規模保育園と普通の保育園の違いは?メリット・デメリットや卒園後の事

ニュースなどでも頻繁に取り上げられている待機児童問題。

 

認可保育園などに入れず、やむを得ず産休を延長したり

退職せざるをえなかったという方もいるのではないでしょうか。

 

幼稚園に通い延長保育などを利用している方も多いと思いますが、

そんな保育園に入れず困っているパパ・ママに覚えておいて頂きたいのが「小規模保育園」です。

 

普通の保育園との違いやメリット・デメリット、卒園後はどうしたら良いのかなどを詳しくご紹介します。

 

小規模保育園は通常の保育園・幼稚園と何が違うの?

小規模保育園は認可保育園になりますが、通常の保育園とは違うため、

そのメリットやデメリットも知っておくと良いでしょう。

 

まず 小規模保育園のメリットとしては、通常の保育園と比較すると職員数が多いため、

お子さん1人1人に目がいき届きやすいということが挙げられます。

 

またお子さんの数が少ないので、プログラムの変更や調整などがしやすくなります。

 

お子さんに合った、質の高い保育を受けられるのは大きなメリットです。

 

通常の保育園や幼稚園に比べるとお子さんの数が少ないですので、

落ち着いた雰囲気であることも特徴です。

 

 

小規模保育園のデメリットは、お子さんの人数が少ないため、

行事、特に運動会などは盛り上がりに欠けることがあります。

 

 

また小規模保育園の種類によっては、全員が保育士の資格を持っているとは限りません。

 

選ぶ保育園によって、保育士の知識にばらつきがあるというのもデメリットの1つでしょう。

 

小規模保育園は2歳まで!保育園卒園後はどうしたら良いの?

小規模保育園に入れる対象年齢は0~2歳ですので、2歳を超えると卒園ということになります。

 

『2歳を過ぎたら、また保育園や幼稚園を探さなければならないの?』

と、不安になる方もいると思いますがご安心下さい。

 

小規模保育の場合には、必ず卒園後の受け皿となる連携施設を設けなければならないとされています。

 

認定こども園や認可保育園、幼稚園などが連携先となっていて

一般的には連携先の施設に優先的に入園することができるのです。

 

しかし、市区町村の方針によっては優先されないこともありますので

事前に市区町村の役所に確認してみることをおすすめします。

 

そもそも小規模保育園とは?対象の年齢や定員数は?

小規模保育園とは、待機児童問題を解消するために2015年に

子ども・子育て支援法に認められた認可保育園の1種です。

 

小規模保育園に入れるのは0~2歳が対象となっていて、従来の保育園との大きな違いは定員数です。

 

従来の保育園は20名以上なのに対し、小規模保育園の定員数は6~19人となっています。

 

定員数は少ないのに対して、通常の保育園などの職員数+1名になっていますので、手厚い保育を受けられます。

 

様々なスペースを活用した小規模保育園は3種類に分かれています。

 

A型

定員数;6~19人以下

職員数:保育所配置基準+1名

保育士:全員が保育士資格を持っている

 

B型

定員数:6~19人以下

職員数:保育所配置基準+1名

保育士:職員の半分以上が保育士資格を持っている

 

C型

定員数:6~10人以下

職員数:子ども3人に対して職員1人

保育士:家庭的保育者

 

C型の家庭的保育者は市区町村などの研修を修了している家庭的保育者に限られます。

 

小規模保育園の費用は市区町村によって異なり、通常の保育園よりも費用が安いところもあれば高いところもありますので、

詳しくはお住まいの市区町村の役所に問い合わせるのが確実でしょう。

 

まとめ

小規模保育園は定員数が通常の保育園よりも少なく、職員数も

認可保育園などに比べると人数が多いため、質の高い保育を受けられます。

 

しかし、3種類ある小規模保育園の種類によっては、保育士資格を全員持っているところもあれば半数しか持っていないところ、

保育士資格ではなく、市区町村の研修を受けた家庭保育者がお子さんをみてくれるところもあり、様々です。

 

働いてるパパママは、小規模保育園なども選択肢の視野に入れながら保育園探しをしてみて下さい。

 

ぜひお子さんに合った小規模保育園が見つかりますように!