子供部屋というのは、お子さんが小さなうちは遊ぶ時や寝る時に使う程度かもしれません。
しかし、多くのパパママがお子さんが小学生にあがると同時に
子供部屋の作り方に頭を悩ませます。
小学生になると持ち物は急増しますし、身支度などは自分の部屋でするようになるため、
時間内にさせるにはどういった部屋作りをしたらよいかなど悩みは尽きません。
そこで今回は、
・自分で学習する
・自分で身支度する
など、自立を促すことができるような子ども部屋作りのポイントをご紹介します♪
目次
子供部屋作りのポイント①コーディネートを自分でさせる
子供部屋作りのポイント1つ目は、コーディネートをお子さんが自分で考えるということです。
小さな頃はパパママが選んだものを置き、パパママが部屋を作っていたと思います。
しかし、小学生になり改めて子供部屋を作るという時にはぜひ、お子さん自身にコーディネートを考えさせましょう。
すべてをお子さんが選ぶというのは難しいですし、色々と問題が出てくることがありますので、
お子さんの能力・予算などを考え、無理のない範囲で選択肢を与えるというやり方をしてみましょう。
自分で考えて選んだことですので、後で不満があるとしても
パパママのせいではありません。
そうなれば、お子さんは不満を言う前に自分で工夫するという
知恵も身につけることができますよ。
テーマカラーを1色決める
色というのは、その子らしさが出ます。
カーテンやベッドリネン、収納ボックスなど、お子さんが決めた
テーマカラーで揃えていくと、部屋に統一感も出ます。
壁紙なども変えるということであれば、壁紙の上から塗れて
ニオイの気にならない塗料なども販売されていますので、
それを使ってお子さんと一緒に部屋作りをするのも良いでしょう。
親子で一緒に部屋作りをするというのは、親子にとっても
楽しい時間となるでしょう。
家具や小物を選ぶ
お子さんが小さなうちは遊ぶスペースを広くとっておきたいものですが、
兄弟がいて同じ部屋を使うという場合には、ベッドなどの大きな家具を
選ぶ時には注意しなければなりません。
相当広い部屋でない限り、ベッドを2つ置いてしまうとそれだけで
かなりのスペースがつぶれてしまいますよね。
その場合は必要な面積が少なく、日中はたたんでおける布団か、
設置スペースを少し抑えることができる2段ベッドがおすすめです。
布団の場合は収納するスペースが必要になりますが、布団を入れるとソファーになる収納カバーなどもありますので、
そういったものをうまく活用するというのも1つです。
|
【最大1,000円OFFクーポン配布中】ソファになる布団収納カバー Deco(デコ) 敷き・掛け布団用セット
家具の置き方を一緒に考える
家具の置き方など、お子さんにとっては考えるのが難しいかもしれません。
しかし、お子さんが一緒に考えたいという時にはやってみましょう。
子供部屋の図面などを拡大コピーして、厚紙などで家具を作れば
お子さんと一緒に具体的な配置を考えることができます。
図面の上で、紙で作った家具などを動かすというのは、なんだか
ワクワクしたりするものです。
お子さんと相談しながら考えてみましょう。
子供部屋作りのポイント②良品を与える
子供部屋作りのポイント2つ目は、良品は惜しまずに与えるということです。
子供部屋で使う机や家具は、一般的にはお子さんが独り立ちするまでの
15年~20年の期間限定で使われることになります。
その期間を考えると、高価な家具などは買うのに躊躇してしまいますよね。
しかし、子供の頃から良品に触れていると、センスが培われることもあり得ます。
贅沢をさせる必要はありませんし、全部を高価な家具などで揃えるという必要はありません。
しかし、これと決めた物は良品を選ぶというのも良いのではないでしょうか。
例えば机。
宿題をしたり、お絵かきをしたり、お友達に手紙を書いたり、試験勉強をしたり…
お子さんにとっては、なくてはならないものですよね。
いわば相棒とも言える机は、上質なものを選んであげても良いのでは?
シンプルなデザインであれば大人になってからも使うことはできますし、
状態が良ければ次の世代に受け継ぐこともできるかもしれません。
机を通して、思い出話に花が咲くといったこともあるかもしれませんよ。
|
子供部屋作りのポイント③プリントのやり取りは専用収納で動線上に
子供部屋作りのポイント3つ目は、プリントのやり取りは動線上に設けるということです。
現代ではネットなども普及していますが、昔から変わらないのがプリントでのやり取りです。
学校からの連絡事項、提出物などは今でもプリントが主流になります。
プリントはスムーズなやり取りをしたいものですが、うっかりしていると
あっという間に溜まってしまうものです。
そこで注目したいのは、プリントのやり取りをする場所です。
子供部屋の廊下や、みんなが日常的に出入りする場所に引き出しや3段トレイなどの
専用の収納を準備しておくと、やり取りがスムーズになります。
プリントが入っているかどうかが一目でわかるよう、このような透明タイプがお勧めです。
|
専用収納の1段目
1段目は、子供→パパママへ出すために学校などから持ち帰ったプリント用。
ランドセルやバッグから荷物を出すというのはパパママにとっては
当たり前のことかもしれませんが、お子さんの習慣として身につくには
だいぶ時間がかかります。
ですので、1段目は学校などからのプリントを出す場所にしましょう。
お子さんには、その場所にプリントを出すように決まったタイミングで声をかけましょう。
繰り返しているうちにお子さんの中でも習慣化し、言われる前に
プリントを出すようになるでしょう。
兄弟がいるという場合には、トレイの中にファイルなどを分けて
入れておいてあげましょう。
ラベリングなどをしておくと、お子さんも分かりやすいので、より
習慣として身につきやすくなります。
専用収納の2段目
2段目は、なくさないよう保管する場所です。
プリントに目を通したら、必要な物と不要な物に分けます。
中には学校などに提出しなければならないプリントもありますよね。
提出物がある場合には、2段目に入れておきましょう。
お子さんが翌日の準備をしている時に、声をかけて持っていって
もらうようにしましょう。
このようにしておけば提出物が行方不明になることもありませんし、
汚れてしまったり、誤って捨ててしまうといったこともなくなります。
専用収納の3段目
3段目は期日まで保存する場所です。
運動会のプログラム、遠足のしおり、少し先の授業で必要な持ち物など
期日まで保存しておくものは3段目に入れておきましょう。
また、わかりやすいように蛍光ペンで囲っておくというのも良いでしょう。
比較的すぐ用意するものは用意して、お子さんの部屋の「学用品」の
場所に置いておきましょう。
すぐに用意できないものなどは、スケジュール帳やカレンダーに書き込んで
おくと良いでしょう。
そのまま放置してしまうと引き出しがパンパンになってしまいますので、期日が過ぎたもの、
月末、月初など決めたタイミングで整理しておきましょう。
子供部屋作りのポイント④無理なく整理整頓ができるように
子供部屋作りのポイント4つ目は、無理なく整理整頓ができるような
部屋作りを心がけることです。
イマドキの小・中学生は学校が終われば、部活や遊びだけでなく
習い事などをやっている子がほとんどです。
毎日とても忙しく過ごしているのですから、片付ける時間がないという
のも仕方ないのかもしれません。
そこで、パパママは、『簡単な片付けだけでも、キレイをキープできる』ような
環境を作ってあげましょう。
戻す場所を決める
収納のコツとして「物の住所を決める」というのを聞いたことがありませんか?
子供部屋でも、同じです。
物を戻す場所はここ!と明確に決めておきましょう。
ポイントは「遊び」と「学用品」の場所を区別しておくということです。
こうすることで勉強の時には遊びの物が目に入らないようになりますので、
勉強に集中することができます。
お子さん自身に戻す場所を決めてもらうのも良いでしょう。
ぴったりサイズを意識する
何かを片付ける時には、ぴったりサイズの収納グッズを使うと良いでしょう。
例えば、枕元にかごを1つ用意してみましょう。
寝る前には、次の日の洋服を入れておき、朝起きたら洋服を着て
脱いだパジャマを入れて置くかごです。
しかも、洋服を入れるのにぴったりサイズのかごにしましょう。
片付けるための枠組みを作ってあげることで、お子さんは自分で
片づけをしようとしますし、それがいつしか毎日の習慣となります。
枕元に置いておけば、洋服が散らかる前にしっかり収納されますので、
無駄に散らかることもありません。
壁をうまく活用する
物の置き場所として、壁を活用するのも1つです。
帰ってきたらカバンを壁にかける・上着を壁にかけるなど
習慣づけるのも良いでしょう。
その時に便利なのが穴の開いた有孔ボードです。
お子さんは荷物を壁にかける時には、荷物を持ち上げなければなりませんよね。
高すぎてしまえば自分で荷物をかけることができませんが、
有孔ボードなら穴がたくさん開いていますので、自分で高さを自由に変えることもできます。
また、お子さんの成長に合わせて高さを変えることもできますので便利ですよ。
お子さんが自分で変えることができるというのも、おすすめのポイントです。
|
子供部屋作りのポイント⑤多目的部屋にしない
子供部屋作りのポイント5つ目は、多目的部屋にしないことです。
せっかく子供部屋を準備したとしてもそこが洗濯部屋になっていたり、物置部屋になっていては意味がありません。
特にお子さんが小さいうちには、遊ぶ時や寝る時だけに使うということもあり、多目的部屋になりがちです。
しかし、いざ使うとなった時に片づけをするというのは重労働です。
将来子供部屋として使うと決まっているのであれば、他のスペースの代わりなどにはせず、
子供部屋としてすぐに使えるような状態にしておきましょう。
子供部屋の作り方!学習机のレイアウト
子供部屋の具体的なレイアウトについてご紹介します。
まずは学習机のレイアウトのポイントからみてみましょう。
集中できるのは部屋の角
周りが気になって勉強に集中できないということがないよう
レイアウトを考えなければなりません。
お子さんが勉強などに集中できる学習机のレイアウトは
子供部屋の角に配置することです。
角ですと二方向が壁に囲まれることになりますので、集中しやすい環境となります。
また、学習机の位置からは、ベッド、窓、おもちゃ、TVなど
集中を妨げるような物が見えないようにするのもポイントです。
これらは、勉強の集中力が下がってしまう原因となります。
学習机の後ろにドアはNG
人間は本能的に正面よりも背後を警戒してしまいます。
子供部屋でも、学習机の後ろにドアがあると「誰かが入って来るのではないか」と、常に警戒状態になってしまいます。
それでは勉強に集中することができませんので注意しましょう。
子供部屋の作り方!ベッドの選び方&レイアウト
続いて、子供部屋のベッドの選び方やレイアウトについてみてみましょう。
シングルサイズがおすすめ
子供部屋のベッドは、部屋の広さによっては布団などを考えた方が良いでしょう。
しかし、配置するスペースがあるようであればシングルサイズがおすすめです。
シングルサイズであれば、ベッドカバーやシーツなど種類も豊富ですので、
お子さんが成長して趣味が変わったとしても、それだけを買い替えることができます。
|
小柄な体格ならセミシングル、ショートタイプ
シングルサイズを置くのが難しいということもあると思います。
その場合には、間取りに合わせてセミシングルやショートタイプの
ベッドを選ぶというのも1つです。
セミシングルは、シングルよりも少し幅が狭くなります。
|
ショートタイプは長さが短いため、どちらもシングルタイプより
レイアウトがしやすくなるでしょう。
|
ロフトベッド
それほど広さなどがなく、収納スペースも取りづらいという
部屋ではロフトベッドがおすすめです。
ベッド下は収納棚をレイアウトすることもできますし、
学習机などを置くスペースとしても使えます。
空間を最大限に活かすことができますし、お子さんにとっては
お気に入りのベッドになるかもしれませんね!
|
子供部屋の作り方!健康を考えたレイアウト
子供部屋を作る時には、お子さんの健康のことを考えて
あげるのもとても大切なことです。
健康的に部屋で過ごすことができるよう環境を整えてあげましょう。
エアコンの配置
エアコンの風がお子さんに直接当たらないように配慮しましょう。
学習机の周りや、お子さんがよく過ごしている場所、ベッドなど
特に注意したい場所です。
現代ではエアコンの機能はとてもよくなっていますが、注意しなければ
風が直接当たってしまうこともたくさんあります。
エアコンによる乾燥は、風邪、体調不良などの原因になりますので、
エアコンの設置場所には注意しましょう。
明るい照明とデスクライト
リビングなどは温かい色の照明をつけることが多いと思いますが、
子供部屋では電球色の照明は一般的にはNGです。
落ち着く雰囲気というのは集中力が落ちてしまう原因となりますので、
電球色より明るい昼光色が良いでしょう。
また、まぶしさを感じると視力が落ちる原因となってしまいますので、
部屋全体を明るくするシーリングライトが良いでしょう。
|
また 手元を明るく見せるため、デスクライトをプラスしておくとより良いでしょう。
まとめ:子供の自立を考えた子供部屋作りを!
お子さんが小さなうちは、遊ぶ・寝るだけの子供部屋ですが、
作り方によってお子さんの自立を促すこともできます。
・コーディネートを自分で考えさせる
・良品を与える
・プリントのやり取りは動線上に
・無理なく整理整頓ができるように
・多目的部屋にしない
これは、自立を促す子供部屋作りのポイントです。
自分で考えさせることで、工夫する知恵なども身につきますし、後で文句を言うということもないでしょう。
机など長く使うものは良品を選んであげたり、プリントなどの専用収納を置くことで
お子さん自身が使いやすいようにしてあげましょう。
また、お子さんが小さなうちは子供部屋=多目的部屋になりがちですが、
家具などのレイアウトも大切です。
学習机であれば、集中力を落とさないような配置が大切です。
・部屋の角に配置
・学習机の後ろにドアはNG
そして、お子さんの健康を害さないよう、
・エアコンの風が直接身体に当たらないようにする
・子ども部屋の照明は蛍光色
などを気にかけてあげるのも大切ですね。
子供部屋作りは親子で一緒に楽しむこともできますので、ぜひ お子さんと一緒に相談しながら、ステキな部屋を作ってあげて下さいね♪