赤ちゃんの入院に付き添いはできる?必要なものや手続きの流れを知っておこう

お子さんが急に入院することになったら、心配で落ち着いて

準備などしていられないですよね。

 

しかし、赤ちゃんは身体も小さく、様々な機能も

発達していないことから、

ちょっとしたことでも入院する可能性があります。

 

 

そんな時に落ち着いて対応ができるよう、

  • 赤ちゃんがどんな時に入院することがあるのか
  • 赤ちゃんや乳幼児が入院する時に必要なもの

などご紹介します。

 

事前に知っておくことで、少し落ち着いて対応することが

できるかもしれませんよ^^

赤ちゃんの入院に付き添いはできるの?

赤ちゃんが病気やケガなどで入院するという場合、

  • 診察後そのまま入院という場合
  • かかりつけの小児科などから入院する病院を紹介される場合

があります。

 

 

赤ちゃんが入院となれば、パパやママは心配で

赤ちゃんのそばにいたい、付き添いたい

という思いがあると思います。

 

 

しかし、赤ちゃんの入院に付き添いができるかは病院によって

違いますので、病院に確認が必要です。

 

 

病院を紹介してもらう場合には、担当の医師に

付き添いを希望する旨を伝えることで、

付き添いができる病院を

紹介してくれる可能性もあります。

 

 

また、付き添いを希望する時には、大部屋でも可能な場合、

個室でなければならない場合などあります。

 

個室の場合は、使用料金などもかかりますので、事前に

確認しておくべきでしょう。

 

集中治療室に入っている場合は付き添いする?

赤ちゃんが集中治療室などに入っている場合は、

付き添いと言っても基本はロビーなどで

寝なければならないことも多辛いかもしれません。

 

お子さんの様子が心配なのに加えて、

暗いロビーで眠るとなると気分が

滅入ってしまうことなどもあるかもしれません。

 

集中治療室の場合は、面会時間に赤ちゃんに会いに来て、

面会時間が終わったら帰宅するという方の方が多いようです。

 

小児病棟の入院は付き添いが必要ない場合も

小児病棟に入院する場合には、24時間完全看護

というところも多くなっています。

 

その場合には、付き添いする・しないを選ぶこともできます

 

 

24時間完全看護の場合は、食事やオムツ替えなど

お子さんの身の回りのお世話を

看護士さんやスタッフの方が行ってくれます。

 

面会時間の間にお子さんに会いに行き、

面会時間の終わりと同時に帰宅することもできます。

 

 

その場合には、寝かしつけなどは看護士さんが行ってくれます。

 

もちろん、泊まり込みで付き添いをすることもできます。

 

 

その場合には、食事やタオルなどの準備はないため、

自分で準備が必要です。

 

 

病院によっては、大部屋での泊まり込みの付き添いの場合には

女性のみという制限があることも。

 

個室であれば、ご家族が誰でも付き添いをすることができます。

 

 

しかし、上のお子さんが15歳未満の場合は、

感染症を防ぐためにも病棟に入れないことがほとんどです。

 

小児病棟の場合は、完全看護のため無理なく付き添いをする

こともできるでしょう。

 

 

赤ちゃんはどんな時に入院が必要なの?

新生児はもちろん、月齢の小さな赤ちゃんが入院となると

パパママは心配でなりませんよね。

 

特にママは、自分のせいで入院になってしまったのではないかと

自分を責めてしまう方も少なくありません。

 

 

しかし、赤ちゃんの身体の機能は未熟なので、

ちょっとしたことでも入院が必要になってしまうこともあります。

 

決して珍しいことではありませんので、

パパママはまず自分を責めるなどの気持ちは持つことをやめましょう

 

 

どんなに大切に愛情を注いでお世話をしていても

入院が必要になることはあるのです。

 

まずは、どんな時に赤ちゃんが入院することになるのか

事前に知っておきましょう。

 

発熱

生後3ヶ月までの赤ちゃんは、ママからもらった免疫があるので

一般的に高熱を出すことはないと言われています。

 

そのため、生後3ヶ月までの赤ちゃんが

38度〜39度の発熱があった場合、

検査や治療のために入院をすすめられることがあります。

 

 

その後、赤ちゃんの発熱の日数や、

全身の症状などを見ることになります。

 

 

通常生後1ヶ月未満の新生児の赤ちゃんであれば、

正常な時でも37度〜37.5度程度の熱があることはよくあります。

 

 

月齢の低い赤ちゃんは、部屋の温度が高い時や授乳後、

激しく泣いた後などは体温が高くなることが多々ありますが、

元気があり、部屋の温度を調節するなどで体温が下がれば、

何も問題はありません。

 

 

しかし、生後3ヶ月未満の赤ちゃんが

38度以上の熱が続くというのは、

明らかに発熱していることになります。

 

その場合は、様子を見ることなく、すぐに病院で診察

受けることが必要です。

 

 

そして、38度以上であれば、入院対応として検査を行います。

 

多くの場合、まず感染症と考えられ、感染している部位が

特定されます。

 

 

月齢の大きなお子さんであれば、様々な症状から感染症の部位や

重症度が判断できます。

 

 

ですが、生後3ヶ月未満の赤ちゃんは、はっきりとした症状が

出ないことから、見た目で判断してしまうと重篤な症状を

見逃してしまう可能性があるのです。

 

 

そのため、生後3ヶ月未満の赤ちゃんは入院をして、

検査を行うという方針が多いのです。

 

 

  • RSウイルス
  • ヒトメタニューモウイルス
  • パレコウイルス
  • 単純ヘルペスウイルス

これらが、生後3ヶ月未満で感染すると

恐れのあるウイルスです。

 

ひどい咳

下記のような症状がある場合、

  • 咳がひどくて眠れない
  • 母乳やミルクが飲めない
  • 呼吸が早い

呼吸困難を起こしている可能性がありますので、

入院が必要になることがあります。

 

 

咳がひどい時に、まず考えられるのは気管支炎です。

 

 

細菌やマイコプラズマなどの病原菌やウイルスなどの感染で

気管支に炎症が起こります。

 

炎症が進行すると肺炎などを起こし、高熱と激しい咳のほか

呼吸困難などの症状も見られます。

 

 

赤ちゃんの場合は、重症化しやすいため入院をして

抗生物質などを使い治療するのが基本になります。

 

 

また、咳がひどい病気の1つにクループ症候群があります。

 

ケーンケーン、ヒョーンヒョーンといった

犬の遠吠えのような音の咳が出て、呼吸困難になる

という特徴があります。

 

 

ウイルス性の場合は、薬の吸入で症状が改善されます。

 

細菌が咽頭蓋という部分に感染する急性咽頭蓋炎は、

入院して治療をしないと命に関わることもある危険な病気です。

 

嘔吐・下痢・脱水状態

嘔吐や下痢が激しい、またそれに伴う脱水状態が見られ、

水分を受け付けないという場合には、

入院が必要となり点滴治療などを行うことがあります。

 

 

人間は汗をかく以外に、呼吸や皮膚から自然に水分が失われます。

 

この自然に失われる水分の量が、赤ちゃんや子どもの方が

大人よりも多くなり、じっとしているだけでも水分を

失っているため脱水になりやすいのです。

 

 

赤ちゃんが脱水症状になりやすいのは、

腎臓の問題もあります。

 

腎臓には体液が必要以上に失われないように、

水分や電解質を再吸収するという働きがあります。

 

 

しかし、赤ちゃんは腎機能が十分に発達していないため、

水分や電解質をうまく吸収することができず、

ちょっとしたことでも

水分や電解質が不足し、脱水症状となります。

 

 

また、大人は細胞外液が1日に7分の1が入れ替わりますが、

赤ちゃんや子どもの出入り率は2分の1程度になります。

 

そのため、下痢や嘔吐などで大量の水分が失われると、

細胞外液はあっという間に足りなくなり脱水症状となります。

 

 

脱水症状はさらに症状がひどくなると、

臓器障害を引き起こすことも珍しくありません。

 

この場合は即入院が必要となります。

 

 

 

 

 

赤ちゃんの入院に必要な物は?

赤ちゃんが突然入院となれば焦ってしまうこともあるでしょう。

 

入院手続きや、入院生活の中で必要な物

などを知っておくと、いざという時に

落ち着いて対応することができるでしょう。

 

入院手続きに必要な物

  • 健康保険証
  • 母子手帳
  • 印鑑
  • 現金

 

入院生活に必要な物

  • 着替え
  • パジャマ
  • スプーンやフォーク
  • 絵本やお気に入りのおもちゃ
  • 紙オムツ
  • お尻ふき
  • 爪切り
  • 常用している薬やクリーム
  • ティッシュ
  • 洗面用具
  • 洗濯用洗剤
  • ハンガー
  • 時計
  • S字フック
  • ポケットライト
  • 大小様々なバッグ、袋

 

これらの物は病院の売店で買うこともできる物や

病院で用意してある物も中にはありますので、

事前に確認してみるのも良いかもしれませんね。

 

 

着替えなどはお子さんが食事などで汚してしまう

可能性もありますので多めに準備しておきましょう。

 

 

また、入院中は慣れない環境での生活になりますので、

ストレスになったり、食欲がなくなってしまうことも

あるかもしれません。

 

スプーンやフォークなどは、使い慣れた物を準備して

あげると良いでしょう。

 

 

お子さんの絵本やおもちゃですが、小児病棟などの場合は

周りはお子さんですし、

ある程度音が出ても問題ないかもしれません。

 

それ以外の病棟の場合は、できるだけ音が出ない物を

準備すると良いでしょう。

 

 

紙オムツやお尻ふきなどは、病院の売店などでも

買うことができますが、

いつも使っているメーカーのオムツがないことも

あるかもしれません。

 

こちらも多めに準備しておくと安心でしょう。

 

 

また、これらは

  • 着替え、下着
  • パジャマ
  • タオル大、小
  • サンダル

ママや場合によってはパパが泊まることができる場合に

準備したい物です。

 

パジャマは、室内用のウエアを兼用できるものであると

荷物も減り便利です。

 

 

赤ちゃんの入院で気になること!

赤ちゃんが入院となると、入院生活、それ以外のことでも

色々気になることがあるのではないでしょうか。

 

医療費助成が受けられる自治体も

自治体によって異なりますが、未就学児の入院の場合は、

入院にかかった医療費のほとんどを

払ってもらうことができます。

 

 

住んでいる自治体の管轄内の医療機関であれば、

会計の際には差額ベッド代や、入院中の食費、

パジャマなどが決められていれば

その費用のみを支払うだけになりますので、

多額の現金を準備することがなく安心です。

 

 

住んでいる自治体の管轄以外の医療機関に入院した場合でも

医療費の助成を受けることができます。

 

その場合は、会計の際には請求されている金額を

全額支払うことになります。

 

 

そして、後日自治体の窓口へ領収書を持って行き、

手続きすることで一部費用が戻ってきます

 

請求書の金額は、差額ベッド代や食費など負担分も

含めた金額になっています。

 

 

しかし、補助を受けられるのは医療費になりますので、

支払った金額から、負担分を差し引いた金額が戻ってくる

ことになりますので、誤解のないようにしましょう。

 

 

自治体によって、申請できる期間が決まっています。

 

その期間を過ぎてしまうと、申請することができなくなり、

お金も戻ってきませんので、退院したらできるだけ早く

申請してしまうことをおすすめします。

 

病院スタッフへのお礼は必要なし

お子さんが入院している間、担当医師、看護士さんや

スタッフの方々は献身的にお子さんのお世話をしてくれます。

 

お子さんが無事に退院できた時には、病院の方への感謝の

気持ちが溢れてくるでしょう。

 

 

そんな病院スタッフの方に、お礼をしたい

という方もいるかもしれません。

 

 

しかし、それが医師、看護士、スタッフの仕事になりますので、

お礼の品を渡すなどの必要はありません

 

お礼を渡したとしても、受け取ってもらえないことがほとんどです。

 

 

感謝の気持ちを直接伝えたり、入院に関するアンケートなどを

頼まれることもありますので、

そういったところに感謝の気持ちを記すなどすれば十分です。

 

入院中の授乳ができるかは要確認

母乳育児の場合は、入院中の赤ちゃんに授乳ができるのかも

気になるところではないでしょうか。

 

 

基本的には、赤ちゃんへの授乳はOKののところが多くなります。

 

しかし、病院によってできるできないは違ってきますので、

必ず事前に病院に確認するのが安心です。

 

 

また、基本は受任OKの病院でも、赤ちゃんの症状によっては、

授乳ができないこともありますので、

その時の医師の指示に従うようにしましょう。

 

 

また、直接授乳ができなくても、搾乳した母乳を届けるという

方法もあります。

 

その場合は、搾乳した母乳の量や日にち、

時間などを書き込み、持ち込むのが一般的です。

 

 

また、搾乳した母乳を持ち込むのは衛生的な心配などもあります。

 

必ず保管する時には、冷蔵庫に入れておくなどしましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

 

こどもの入院は不安もたくさんあると思いますが、

しっかり準備をし、無事に退院することができたら

たくさんの愛情を注いであげて下さいね!