赤ちゃんが夜まとめて寝るのはいつから?月齢別特徴とぐっすり寝るコツ

産まれたばかりの赤ちゃんは大体2~3時間ごとで起きてしまうので、

いつになったら長い時間寝てくれるようになるんだろう?と、ママはヘトヘトになってしまいますよね。

 

赤ちゃんによって個人差はあるのですが、生後3ヶ月〜6ヶ月あたりになると

夜から朝までまとめてぐっすり寝てくれるようになる子が多いと言われています。

 

そこで、まずは月齢別の赤ちゃんの睡眠時間や特徴、夜に起きてしまう原因、

ぐっすり眠ってくれる為の日中の過ごし方などをご紹介します。

月齢別!1日の平均睡眠時間と特徴

赤ちゃんは月齢によって睡眠時間に違いがありますので、その特徴を知っておきましょう。

 

月齢が低い赤ちゃん、特に新生児のうちは1日のほとんどを寝て過ごしますし、

寝る時間も赤ちゃんによってバラバラです。

 

成長していくうちに徐々にまとまって眠るようになります。

 

~生後1ヶ月

生後1ヶ月までの赤ちゃんの平均睡眠時間は15~20時間。

 

昼夜の区別や生活リズムも整っておらず2~3時間おきに目を覚まし、

睡眠、授乳、おしっこやうんちをするというのを繰り返します。

 

生後2~3ヶ月頃

生後2~3ヶ月頃の赤ちゃんの平均睡眠時間は14~15時間。

 

徐々に昼夜の区別もつくようになってきて、3時間ほど続けて起きていられるようになります。

 

母乳やミルクを飲むのにも慣れ、上手に飲めるようになってきますので

1度に飲める母乳やミルクの量も増えます。

 

そのため、赤ちゃんによっては夜中の授乳などの回数も減り、

少しまとまって眠ってくれることもあります。

 

しかし、身体の様々な機能も徐々に発達してくることもあり、

ちょっとしたことで目を覚ましてしまうこともある時期です。

 

生後3~6ヶ月頃

生後3~6ヶ月頃の赤ちゃんの平均睡眠時間は13~14時間。

 

生後4ヶ月以降は体内時計が発達してくることもあり、昼夜の区別がつくようになってきます。

 

朝、昼、夕方と昼寝を1日3回するようになり、夜にまとめて

寝てくれる赤ちゃんも増えてきます。

 

この時期からは、朝起きる時間や夜寝る時間など生活リズムを意識したい時期になります。

 

生後6ヶ月~1歳頃

生後6ヶ月~1歳頃の赤ちゃんの平均睡眠時間は11~13時間。

 

生後6ヶ月を過ぎてくると、朝明るくなったら起きて夜暗くなったら寝るという1日の生活リズムが身についてきます。

 

そのため、夜もまとまってくれる赤ちゃんが更に多くなります。

 

しかし、この頃からは夜泣きがひどくなるという赤ちゃんも増えてくる時期でもあります。

 

 

ご紹介したのはあくまでも目安で、それぞれの赤ちゃんによって

睡眠時間は個人差があります。

 

赤ちゃんによっては睡眠時間が平均より長かったり短かったりするのは当然のことなので、

特に成長において心配があるというわけではありません。

 

朝起きて、夜寝るなどの生活リズムを整えてあげることは大切ですが、

赤ちゃん自身の睡眠に合わせてあげることも大切です。

 

赤ちゃんが夜起きてしまうのはなぜ?原因は?

赤ちゃんが夜起きてしまうのには様々な原因があります。

 

赤ちゃんの月齢によっては、夜泣きをする理由が違うこともありますが、

夜泣きをする原因をみてみましょう。

 

お腹が空いた

新生児~生後4ヶ月頃までの赤ちゃんが夜起きてしまう理由としては、

お腹が空いているということが考えられます。

 

この頃はまだ胃が小さいので母乳やミルクを1度に飲める量も少なく、

夜中にお腹が空いて起きてしまうのです。

 

夜中に何度も授乳というのは辛いですが、この時期は頑張って乗り切るしかありません。

 

オムツが汚れて気持ちが悪い

特に新生児の赤ちゃんはおしっこやうんちの回数も多く、授乳のたびにうんちをするという赤ちゃんもいます。

 

赤ちゃんはオムツが濡れているのが不快ですので、こまめに替えてあげなくてはなりません。

 

生後3ヶ月頃までは、夜中の授乳の度にオムツを替えてあげましょう。

 

オムツを替え、スッキリするとまた眠ってくれるということもあります。

 

まだ昼夜の区別がついていない

生後4ヶ月頃までの赤ちゃんは、まだ昼夜の区別がはっきりとついていない子も多いので、

夜中に泣いてしまうということも考えられます。

 

徐々に生活リズムが整ってきますが、できるだけ明るい時には起きていて、暗くなったら寝るなどの過ごし方をしましょう。

 

日中の運動が足りていない

生後6ヶ月以降の赤ちゃんであれば、日中の運動が足りていないために

夜ぐっすり寝ることができずに夜中に起きてしまう…ということがあります。

 

運動といっても相手は赤ちゃんですので、軽い散歩などでも十分な運動と言えるでしょう。

 

脳の発達による刺激

赤ちゃんは毎日すごい速さで成長をしていきますが、身体だけでなく脳も発達しています。

 

そのため、ちょっとしたことで目を覚ましてしまったり夜起きてしまったりすることがあります。

 

歯が生え始めたので違和感がある

生後6ヶ月を過ぎると、徐々に乳歯が生えてきます。

 

歯が生えてくる時にはかゆいと感じたり、小さな赤ちゃんであっても違和感を感じるものです。

 

この違和感を感じた時には夜中でも構わず起きてしまうこともあります。

 

ストレス

赤ちゃんは生まれてくるまで、ママのお腹の中で守られて成長しています。

 

しかし、出産後は赤ちゃんは外の世界に触れることで良い刺激を受けることもありますが、ストレスを感じてしまうこともあります。

 

このストレスから夜の寝つきが悪かったり、頻繁に夜に目を覚ましてしまうなどのことがあります。

 

強い刺激を受けた時

赤ちゃんは日中に強い刺激を受けることで夜泣きをしてしまうとも考えられています。

 

この刺激を夜夢に見てしまい、目が覚めてしまうということも。

 

赤ちゃんが夜起きてしまう理由は月齢によっても違いますし、夜泣きの原因は明確にはわかっていません。

 

しかし、理由を知っておくことで対処できることもあるでしょう。

 

0~4ヶ月の赤ちゃんとのおすすめの過ごし方

新生児~生後4ヶ月までは、日中は赤ちゃんの肌に触れたり、赤ちゃんに

話しかけたりする機会を多くするように意識しましょう。

 

生後3~4ヶ月頃になると昼夜の区別もついてくる時期となりますので、

日中には散歩をして外の空気に触れたりたくさん遊んであげると良いでしょう。

 

まだ 昼夜逆転しているという場合には、日中遊ぶ量などを増やすと夜眠りにつきやすくなることもありますよ。

 

0~生後2ヶ月頃の赤ちゃんとの遊び

赤ちゃんの目を見ながら、名前を呼び掛けたりその状況に合った声掛けをしてみましょう。

 

また、赤ちゃんが見られるところにはっきりした色のおもちゃを置き、ゆっくりと動かしてみてください。

 

この時期の赤ちゃんは、これらの遊びをすることでママの顔を認識し始めたり、視覚の発達に繋がります。

 

生後3ヶ月~4ヶ月頃の赤ちゃんとの遊び方

赤ちゃんをうつぶせにして、音や声で振り向かせる運動遊びなどがおすすめです。

 

まだ首を持ち上げる姿勢に慣れていないこともあるので、決して無理はせずに

5分程度の時間から徐々に時間を長くしていくと良いでしょう。

 

 

また 赤ちゃんを抱き抱えて回転するふれあい遊びもおすすめです。

 

ママが赤ちゃんを抱き抱えたまま歩いたり、屈伸運動をしたり

くるくると回転してみましょう。

 

早く動く必要はないので、ゆっくりと動くことがポイントです。

 

5~8ヶ月の赤ちゃんとのおすすめの過ごし方

生後5~6ヶ月になると離乳食が始まり、食事の時間などを中心に生活のリズムを作っていく時期。

 

そして、6ヶ月以降は遊ぶ・食べる・昼寝の時間などを決めて規則正しく生活するようにしてみましょう。

 

生後8ヶ月になると動きが活発になってきますので、自分で動き回ることができるような

スペースを作ってあげると良いでしょう。

 

 

また 午後の昼寝が遅くなってしまうと夜寝つきが悪かったり夜中に目が覚めてしまったりしますので、

昼寝は遅くても15時までには終わらせると良いでしょう。

 

授乳中の場合は夜中に空腹で目が覚めないよう、寝る前にたっぷりと母乳やミルクをあげましょう。

 

生後5~8ヶ月の赤ちゃんとの遊び方

この時期の赤ちゃんはいないいないばぁが大好き。

 

布や手などでパパやママの顔を隠したり、赤ちゃんの顔を隠すと大喜びします。

 

しばらくすると、赤ちゃんが自分でタオルで顔を隠したり引っ張ったりすることも。

 

 

また、徐々にまねっこが上手になってくる時期でもあります。

 

バイバイ、パチパチ、バンザイなどができるようになってきますので

教えてあげましょう。

 

 

生後8ヶ月ともなると、つかまり立ちを始める赤ちゃんもいて、ハイハイも上手になっています。

 

パパママが一緒にハイハイしてあげるとお子さんは喜んで追いかけてきますので、

ハイハイレースなどをして遊ぶのもおすすめ。

 

パパママのいい運動にもなったりしますよ!

 

9~11か月の赤ちゃんとのおすすめの過ごし方

生後9~11ヶ月の赤ちゃんは、とにかく行動範囲が広がります。

 

つかまり立ちを始めたりハイハイで後追いが始まるのもこの時期です。

 

 

生後11ヶ月になると、ほとんどの赤ちゃんがハイハイから伝い歩きで動くようになります。

 

しかしまだまだ不安定ですので、転んでも危なくないクッションマットを敷いたり、

転んで家具の角などに頭や顔などをぶつけないようにカバーをつけておくようにすると安心です。

 

またこの時期になると、喋れるまではいきませんが、「言葉」に近い声を発するようになります。

 

生後9~11ヶ月の赤ちゃんとの遊び方

身体を動かすのが上手になりますので、リズム遊びなどがおすすめ。

 

音楽に合わせて簡単なダンスなどをしてみると、お子さんも

喜んでまねしてくれます。

 

 

また、絵本の読み聞かせなどもおすすめです。

 

日中絵本を読むのも良いですし、入眠の儀式として絵本を読み聞かせするという方も多くいます。

 

 

物を上手につかめるようになりますので、積み木遊びも良いでしょう。

木でできた積み木なら手触りも良いですよ。

 

積み上げるだけでなく、崩れるのも面白がって遊びますので

積み上げて、崩してを繰り返して遊んであげると良いでしょう。

 

1歳~の赤ちゃんとのおすすめの過ごし方

1歳になると運動能力も発達してきますので、できることがグンと増えてくる時期です。

 

歩くことが上手になりますので、行動範囲は広がり 手先も器用になります。

 

好奇心旺盛な赤ちゃんは、自分で動いて触りたい動きがあるものが面白くなってくるでしょう。

 

家での遊びであれば、ダンボールなどを使うと簡単な遊具などを作ることもできます。

 

ダンボールのトンネルでハイハイレースなどはお子さんが楽しんでくれるでしょう。

 

ダンボールとガムテープがあればできちゃいますので、パパママも簡単に作ることができますよ!

 

 

もっと手軽におもちゃのかくれんぼなども楽しめます。

 

おもちゃをクッションの下に隠すなどして、宝探しのようにして、おもちゃを探す遊びもおすすめです。

 

 

しかし1歳までは比較的家でママと過ごす時間が多かったかもしれませんが、

1歳を過ぎると家の中だけでは刺激が足りなくなってくるかもしれません。

 

近所の児童館で遊んだり、公園などで遊んだりするのもおすすめです。

 

児童館であれば、天候が悪くても安心して遊ばせることができます。

 

家よりも広いスペースもありますので、身体を動かすこともできますし、

家にはないおもちゃなどもあったりするので楽しめるでしょう。

 

また他のお子さんと遊ぶことができれば、刺激を受けることもありますし、

おもちゃの貸し借りなども学べます。

 

児童館では、午前中は未就学児、午後は小学生など時間によって

遊べる年齢が分けられていることが多くあります。

 

午前中などの時間であれば、同じ位の年齢のお子さんと遊ぶことが

できるので、時間などを見て足を運んでみて下さい。

 

公園遊びでは、遊具などで身体を動かすこともできますし

何より自然触れ合うことができるのも魅力です。

 

いつもとは違う景色に赤ちゃんも刺激を受けるでしょう。

 

まとめ

赤ちゃんが夜泣きをするとパパママもゆっくり眠ることができないため、疲れがたまってしまったりしますね。

 

しかし赤ちゃんが夜起きてしまうというのには様々な理由があることや、

日中におすすめな赤ちゃんとの過ごし方をご紹介しました。

 

もし、赤ちゃんの寝つきが悪い、夜ぐっすり寝てくれないという時には、

日中の過ごし方を変えてみてくださいね^^