毎日の食事で野菜をおいしく食べたいですよね。
野菜を買う時には、鮮度が良く おいしそうなものを選んで
買っている方か多いと思います。
しかし、意外と無頓着なのが野菜の保存方法。
買ったものをそのまま冷蔵庫に入れておき、
使う時に乾燥していたり水気が多くなってしまったり
していることはありませんか?
せっかく新鮮でおいしい野菜を買ったのに、
保存方法次第では野菜のおいしさを損なってしまうこともあります。
そこで、野菜をいつでもおいしく食べられるように
日持ちさせる保存方法や、冷凍野菜の解凍のコツなどをご紹介します。
目次
野菜を冷蔵保存する時に日持ちさせる方法
まずは、野菜を冷蔵庫で保存する時に
買った野菜をそのまま冷蔵庫に入れておくのは NGです。
冷蔵庫での保存方法のポイントをみていきましょう。
乾燥させず程よい湿度を保つ
実は野菜はみんな収穫された後も呼吸をしています。
冷蔵庫に入れて野菜を保存するのは、温度が低い場所で
一時的に野菜の呼吸を止めて、生育を防ぐためです。
しかし、呼吸をしている野菜をそのまま冷蔵庫に入れて
しまうと、切り口などから水分が蒸発してしまうため
野菜が乾燥してしまいます。
野菜を乾燥させず、程よい湿度を保つということが
野菜をおいしく保存するポイントになります。
買ったらすぐに下処理を
新鮮な野菜を買ったらすぐに下処理をするという
習慣をつけると良いでしょう。
下処理をした上で保存することで、野菜の鮮度を
保つことができます。
また、下処理をしておくことで、料理に使う時にも
すぐに使うことができますので便利です。
時短にもつながりますので、ぜひ下処理をする
習慣をつけましょう。
野菜を保存するのに役立つ入れ物・グッズ
野菜は冷蔵が基本になりますが、常温での保存が
適している野菜もあります。
そんな様々な野菜を保存するのに役立つものを
ご紹介していきます。
新聞紙
新聞紙は、常温保存に適した野菜を保存するのに
役立ちます。
新聞紙が水分をよく吸い取ってくれるのはご存知かと思います。
水分がついてしまったり、湿度が高い場所で
傷んでしまう野菜を包んで保存するのに役立ちます。
キッチンペーパー
キッチンペーパーも水分に弱い野菜や、冷気に弱い
野菜、乾燥を防ぐなどに役立ちます。
新聞紙と同じような役割をしますが、新聞紙は
大きい野菜を包むのに便利な一方で
キッチンペーパーは小さな野菜を保存するのに
便利なグッズになります。
ストックバッグ
ストックバッグは新聞紙で包んだ野菜を
入れるといった使い方ができます。
ストックバッグは、チャック付きとなっているため、
下処理して野菜を入れておくにも便利。
冷凍用のものであれば、冷凍庫での保存にも
使えることができるのでとても便利です。
最近では、ストックバッグは100 均などでも
買うことができ、様々な大きさも揃っています。
保存する野菜や下処理の仕方に合わせて、冷蔵用、
冷凍用、様々な大きさのストックバッグを揃えておくと良いでしょう。
サランラップ
サランラップはどこのご家庭にも常備されて
いるのではないでしょうか。
サランラップは、切り口を包むなどして
使うことができます。
水分の蒸発を抑えたり、乾燥から守るはもちろん
ニオイなども抑えてくれる優れもの。
野菜の保存にはなくてはならないアイテムです。
種類別!野菜の保存方法のポイント8つ
野菜の保存方法はどれも同じではありません。
冷蔵保存が良いもの、常温保存が良いものなど
様々ですので、その野菜に合わせた保存方法を覚えておきましょう。
野菜の冷蔵保存方法①:にんじん、大根など根菜類
根菜類は、葉っぱや茎などをつけたまま保存してしまうと
葉が水分を吸い上げてしまうため、根の部分の栄養価が
下がってしまうと言われています。
葉を切り取ったら、水分を拭き取って新聞紙などに包んで保存すると
結露などによる傷みも遅くなります。
また、根菜類は土に生えていた状態で保存すると
日持ちするとも言われています。
冷蔵庫の中でもできるだけ立てて保存すると良いでしょう。
ちなみに、大根は冷凍すると繊維が破壊されることで
食感や味が落ちてしまいます。
できれば冷蔵庫で保存し、早めに使いきるのがおすすめ!
野菜の冷蔵保存方法②:キャベツ、レタス、白菜
キャベツ、レタスは買ってきたら、まず芯の部分をくり抜き
キッチンペーパーなどを詰めます。
それをビニール袋に入れたら、芯を下にして冷蔵庫に
入れておくのがポイントです。
キャベツやレタスは丸ごと買った場合には、カットして
使うのではなく、1枚ずつ剥がして使っていくと長持ちします。
白菜はそもそもカットされて売っていることが多いですが、
カットされているものは日持ちしません。
白菜の切り口に空気がふれないよう、ラップで包んで保存するのが
おすすめです。
野菜の冷蔵保存方法③:ほうれん草や小松菜などの葉野菜
ほうれん草や小松菜などは、濡らした新聞紙で包んでから
ビニール袋に入れて保存しましょう。
立てた状態で野菜室で保存するのがおすすめです。
葉野菜は葉の部分を乾燥させないということが大切です。
さらに水で湿らせたキッチンペーパーを茎の部分に
巻き付けてから新聞紙で包むと、より新鮮に長持ちします。
水洗いしてから保存する場合には、サッと水洗いをして
密閉容器などにふんわりと入れたら冷蔵庫で保存しましょう。
密閉容器を使うことで数日間はパリパリとした食感がキープできます。
野菜の冷蔵保存方法④:もやし
もやしは他の野菜と比べると圧倒的に保存できる期間が短くなりますので
保存するよりも『必要な時に買って、早く使い切る』のがおすすめです。
保存しておく場合には、湯通ししたら小さな穴を開けたポリ袋に
入れて冷蔵庫で保存しましょう。
野菜の冷蔵保存方法⑤:ピーマン、パプリカ
ピーマンやパプリカは種、ワタを取り出したら水気をしっかりと
拭き取りましょう。
水気が苦手ですので、水気をしっかり取ることが重要です。
使いやすい大きさに切って、ストックバッグなどに入れて
保存すると色も鮮やかに保存することができます。
野菜の冷蔵保存方法⑥:じゃがいも
イモ類は湿気があると腐りやすく、日当たりが良いと緑色に
変色します。
保存する場合には、土をよくはらい、新聞紙で包んだり
紙袋に入れて風通しのいい冷暗所での保存が良いでしょう。
じゃがいもは冷凍すると食感が変わってしまいますので、
できれば冷凍保存は避けましょう。
野菜の冷蔵保存方法⑦:さつまいも
さつまいもは寒いのが苦手ですので、常温保存が基本。
長期で保存するなら土がついたままで、新聞紙に1つずつ
包み、通気性の良い紙袋やダンボールなどに入れて保存しましょう。
水分がついていると腐りやすいので、水洗いしてからの保存はNGです。
野菜の冷蔵保存方法⑧:タマネギ
タマネギは長期保存ができる野菜です。
丸ごと保存の場合はネットなどで吊るして干すのがベストです。
湿度が高いと腐りやすいので、風通しのいい場所で保存しましょう。
新タマネギの場合は、普通のタマネギよりも傷みやすいので
新聞紙で包み冷蔵庫で保存するのが良いでしょう。
野菜を冷凍で保存するポイント3つ
野菜を冷凍で保存することで、保存できる期間が長くなります。
野菜によっては食感などが悪くなってしまうことも
ありますが、長期間保存できるのは便利ですよね。
野菜を冷凍で保存する場合のポイントをみていきましょう。
野菜の冷凍保存方法①:すばやく冷凍させる
野菜をできるだけおいしく冷凍保存させるには、
すばやく冷凍するということが大切です。
冷凍した野菜を解凍した時に、水っぽい・中身がスカスカ
といった経験ありませんか?
業務用の冷凍庫などですと、マイナス 3040 度で一気に
急速冷凍しているためおいしさを保ちながら冷凍することができますが、
家庭の冷凍庫はゆっくりと冷やすため 野菜の中身が
スカスカしたり、水っぽくなってしまうのです。
ですので、急速冷凍機能が付いた家庭用の冷凍庫を使う事で
この悩みを解消してくれます。
急速冷凍は、氷結晶が大きくなる前に冷凍できるため
味や食感の変化をできる限り少なくできますよ。
野菜の冷凍保存方法②:下茹でしてから冷凍させる
野菜には冷凍に適したものとそうでないものがありますが、
冷凍に適した野菜をより色や食感を保ったまま冷凍するには、
できるだけ新鮮なうちに下茹でをしてから冷凍するということです。
冷凍前に下茹でをすると、酵素の働きを止める
ことができるため、変色を防ぐことができます。
味や食感はもちろん、見た目も新鮮さが感じられれば
よりおいしく野菜を食べられますね!
野菜の冷凍保存方法③:解凍した後を考え下処理しておく
野菜を冷凍する時に、下処理をしておくと
野菜を使う時にも便利です。
小分けにしておくと、使う分だけ解凍して
使うこともできますので、残りの分は新鮮な
まま冷凍保存しておくこともできます。
また、冷凍の野菜は離乳食などにも使うことができ、
時短にもつながります。
そのまま冷凍するのではなく、冷凍する時の
ひと手間で使う時に楽になりますよ!
冷凍保存した野菜を解凍する時のポイント
冷凍した野菜は、電子レンジや流水などで解凍して使うのが一般的ですね。
もちろん、解凍して使うというのは正しい方法ですが、
実は冷凍した野菜をそのまま使うというのもおすすめなんです!
煮込んだり、炒めたりする時には、凍ったままの野菜を
そのまま鍋やフライパンに入れて使ってみましょう。
レンジなどで解凍する時に余計なダメージを与えてしまうことがありますが
そのまま使えば余計なダメージを与えることもありません。
また、冷凍した野菜は1週間程度を目安にして、早く
使い切るのがおすすめです。
その理由は、下処理をする時に包丁やまな板を使うため
衛生上の問題があるからです。
もちろん、包丁やまな板は清潔にしているとは思いますが
それでも菌などは心配です。
また、冷凍庫を開け閉めすると、冷凍庫内の温度が上がりますので
冷凍した野菜に霜がついてしまう、・冷凍した野菜の温度が上がり
劣化してしまうということが、どうしても起こってしまいます。
特に気温が高い夏場は、頻繁に開け閉めしてしまうと冷凍庫内の
温度は変わってきてしまいます。
冷凍しているとは言え、できるだけ早く使い切るというのが
おいしく野菜を食べられるポイントです。
まとめ:野菜をいつでもおいしく!保存方法を工夫してみよう!
せっかく新鮮な野菜を選んで買ったのに、時間が経ったら
おしいくないなんてもったいないですよね。
鮮度の良いお野菜をいつでも美味しく食べられるよう、
野菜の保存方法も工夫してみてくださいね♪