いつ起こるかわからない地震や台風などの災害のため、非常用持出し袋などを準備している方も多いのではないでしょうか。
しかし、ペットを飼っている方は、ペット用の非常用持出し袋も準備していますか?
ペットも大切な家族の一員ですので、しっかりと準備しておきたいものです。
そこで準備しておきたいペット用の災害グッズ14選と、災害時にペットが
パニックになってしまった時の行動や注意点も合わせてご紹介します。
目次
準備しておきたいペット用災害グッズ14選
万が一災害が起こった時のために、愛犬や愛猫のために揃えておきたいグッズをご紹介します。
非常用持出し袋などに入れて準備しておきましょう。
災害グッズ①フード類
まずは、フード類です。
災害時は人間だけでなくペットも不安になりますので、いつもの食べ慣れたフード類があると安心できます。
最低でも 3 日分〜5 日分、1 週間分あると安心です。
災害時は人の食料でさえも不足しますので、ペットの食料というと更に入手するのは困難です。
救援物資が届くまでには時間もかかり、後回しになってしまうこともあるかもしれません。
また、環境の変化などもありますので、食べ慣れていないフード以外受け付けられないこともあります。
長期で保存する可能性もありますので、賞味期限に注意しながら準備してみましょう。
災害グッズ②水
災害に備えて準備しておきたいグッズは水です。
水は人にとっても重要ですが、それはペットも同じ。
人用とは別に 1 週間分ほど準備しておくと良いでしょう。
水はすぐになくなってしまいますので、人の分も足りないということもあるでしょう。
また、人の水が不足している中ですとペット用の水なんて…という声があがることも考えられます。
『ペット用』と記載しておくとさらに良いでしょう。
災害グッズ③折りたためるシリコン皿
災害に備えて準備しておきたいグッズ 3 つ目は折りたためるシリコン皿です。
災害時には、食器類などが十分でないことが考えられます。
そのため、フード類を食べたり、水を飲んだりするのに使えるお皿は準備しておきましょう。
お皿は、折りたためるシリコン製のものがおすすめです。
必要な時以外はコンパクトにしまっておくことができますし、シリコン製であれば
落としたりしても大きな音も立たず、割れることもありません。
最低でも 1 つは入れておくと良いでしょう。
災害グッズ④トイレシーツ
災害に備えて準備しておきたいグッズ 4 つ目はトイレシーツです。
ペットのトイレとして使うのはもちろんですが、水を吸収しやすいためタオルの代わりに使うこともできます。
できれば、厚めのシーツを準備しておくと便利です。
トイレシーツはペットのための準備品ですが人のためにも役立つことがありますので、覚えておきましょう。
災害グッズ⑤ペットシート
災害に備えて準備しておきたいグッズ 5 つ目はペットシートです。
災害時は避難場所で大勢の方と生活を共にすることも考えられます。
そんな時にペットの排泄物の処理などは、周りの方に迷惑をかけないよう配慮したいものです。
ペットシートはトイレとして使うことができますので準備しておきましょう。
災害グッズ⑥うんち袋
災害に備えて準備しておきたいグッズ 6 つ目はうんち袋です。
ペットシート同様、避難場所など多くの人が集まっている中で排泄物などの処理の仕方はとても重要です。
最低でも、排泄物を処理するためのビニール袋を準備しておきましょう。
また 普通のビニール袋ですと、うんちなどの臭いが漏れてしまうことがあります。
そのため、できれば消臭機能のついたビニール袋やマナーウェアなども合わせて準備しておくとさらに良いでしょう。
災害グッズ⑦クレート・キャリー
災害に備えて準備しておきたいグッズ7つ目はクレートやキャリーケースです。
災害の時には犬や猫もパニックになってしまうため、外へ飛び出してしまい離れ離れになってしまうということもあります。
そこでクレートやキャリーケースを準備しておくことで災害発生時に犬や猫を保護し、運ぶのに便利です。
一緒に避難することができますし、避難場所などの慣れない環境の中で、犬や猫が落ち着くスペースとなることもあります。
さらに、クレートなどを布などで包んであげると周りの視線や大きな音などをある程度さえぎることができますので、
犬や猫を落ち着かせてあげることもできるでしょう。
災害グッズ⑧ウェットティッシュ
災害に備えて準備しておきたいグッズ8つ目はウェットティッシュです。
災害の時には断水してしまうことも十分に考えられます。
また、水は人の分も不足している状況になりますので大切にしたいものです。
猫は自分で身体をキレイにすることができますが、犬はそれができません。
ウェットティッシュを準備しておけば、水がなくてもサッと取り出して手足や身体を拭いてあげることができます。
災害の規模によっては、長い期間避難所で生活しなければならないことも考えられます。
そんな時に、多少は清潔を保つことができますので、ぜひ準備しておきましょう。
普通のウェットティッシュでも構いませんが、シャンプーシートなどもありますので、
そういったものを準備しておくとより清潔にしてあげることができます。
災害グッズ⑨狂犬病などの証明書
災害に備えて準備しておきたいグッズ9つ目は狂犬病などの証明書です。
災害時、避難所ではボランティアの方や獣医師が犬のお世話や診察をしてくれることがあります。
そんな時に、狂犬病や受けたワクチンの証明書などがあると手続きもスムーズになります。
突然の災害の時にはとても冷静ではいられません。
証明書などの書類をその時に準備するというのはなかなか難しいことですので、
災害グッズなどと一緒に保管しておくと良いでしょう。
災害グッズ⑩常備薬・療法食
災害に備えて準備しておきたいグッズ10個目は犬や猫の常備薬です。
持病を持っている犬や猫ですと、病院で処方されている薬や普段使っている薬などがあると思います。
また療法食などの指示を受けていることもあると思います。
これらは必ず予備を準備しておきましょう。
災害時には、どうしても人が優先となりますので、犬や猫などの薬を入手するのは困難になることもあります。
基本的な食事も入手が難しい中で、特別なアイテムというのはいつ手に入るかわかりません。
目安としては2週間分ほど準備しておくと安心です。
また、時期によってはフィラリアやノミ、ダニなどの対策薬を飲んでいることもあると思います。
避難所ですと、蚊やノミ、ダニなどがいる可能性も高くなります。
対策薬が切れてしまうと病気になってしまう可能性もありますので対策薬を持っておくと安心です。
災害グッズ⑪リード・ハーネス・ネームタグ
災害に備えて準備しておきたいグッズ11個目はリード、ネームタグです。
犬は毎日の散歩などでも慣れているリードですので、移動する時などに使うように
予備のリードやハーネスなどを準備しておきましょう。
また、散歩だけでなく避難所などで生活する場合にははぐれてしまったり、
脱走してしまったりするのを防ぐのに活用することができるでしょう。
猫は普段の生活でリードやハーネスなどを使うということは極めて少ないと思います。
しかし、避難所では生活できるスペースも限られているため周りの方への配慮のためにもリードなどを付けておくと良いでしょう。
また、脱走してしまうのを防ぐこともできます。
万が一の災害に備えて、普段からリードに慣れさせておくと練習などをしておくと良いかもしれませんね。
また、ネームタグなどをつけておくのも離れ離れになってしまうのを防いでくれるでしょう。
ネームタグの裏側には飼い主の情報を書くことができます。
万が一、はぐれてしまった時に、飼い主の情報がわかれば犬や猫と再会できる可能性が高まります。
普段家の中などでは首輪をしていないという場合にも避難所などではすぐにネームタグなどをつけてあげると良いでしょう。
災害グッズ⑫ペットの写真
災害に備えて準備しておきたいグッズ12個目はペットの写真です。
災害の時にはパニックになり、落ち着いて判断することができないことがあるでしょう。
その間に犬や猫が外へ飛び出してしまい、はぐれてしまうということも十分に考えられます。
犬や猫の写真を持っておけば、犬や猫が迷子になってしまった時にポスターなどを作って、大切な家族を探すことができます。
また、保護された犬や猫を引き取る時の証明にもなるため犬や猫などの写真を準備しておきましょう。
飼い主と一緒に写っている写真であれば、なお良いでしょう。
災害グッズ⑬タオル
災害に備えて準備しておきたいグッズ13個目はタオルです。
タオルは、様々なことに使える便利なグッズです。
毛布の代わりに犬や猫の身体にかけてあげるということもできますし、
布団やクッションの代わりとして敷いてあげることもできます。
色々なサイズを準備しておくと、より便利でしょう。
避難所などでは支給品も人が優先となります。
犬や猫のためのタオルまで入手できるかはわかりませんので、事前に備えておくと安心です。
災害グッズ⑭カラビナ
災害に備えて準備しておきたいグッズ14個目はカラビナです。
カラビナというのは金属のリングで、犬や猫を手すりや柱など一時的につないでおくのに便利なグッズです。
犬や猫の脱走などを防ぐためにリードをつけておき、さらにつないでおくことができるので便利なアイテムです。
避難所で入手しようとしても難しいため、事前に準備しておきましょう。
ペットがパニックになった時の行動と注意点
突然起こる災害の時にはペットもパニックになり、思いもよらない行動に出る事があり、
そのせいでペットと飼い主が離れ離れになってしまうことも多くあります。
万が一の時に備えて、まずはペットが災害時にどのような行動を取るのか、注意点を知っておきましょう。
犬の行動パターン
人の 4 倍もの聴力を持つ犬は、大きな音が苦手です。
地震や台風などは、音だけでなく揺れも加わるため犬はパニックとなり、このような行動をすることがあります。
・キュンキュンという不安な鳴き方をする
・激しく吠え続ける
・嘔吐や下痢をする
・外へ飛び出す
・怯えた様子で歩き回る
・ソファなどの下に隠れる
・飼い主のそばから離れない
・飼い主の姿が見えないと吠える
いつもおとなしい犬でも吠えたりしますが、決して怒ったりしてはいけません。
落ち着くまで抱っこしてあげるなどして安心させてあげましょう。
猫の行動パターン
大きな音などが苦手なのは猫も同じ、多くの猫がパニックでこんな行動をすることがあります。
・ベッドの下やクローゼットなど狭い場所に隠れる
・いつもより大きく高い声で鳴く
・飼い主のそばから離れない
・ちょっとした音で驚く
・威嚇行動を取る
・暴れる
・外に飛び出す
猫は環境の変化にも弱いため、ストレスが溜まりやすいことにも注意しなければなりません。
隠れてしまうと一緒に避難できなくなることもありますので、災害直後に保護をして
一緒に避難できるようにしておくと良いでしょう。
まとめ
地震や台風などの災害は突然の出来事でいつ起こるかは予測することができませんが、
事前に準備をしておけば、万が一の時も落ち着いて対処することができます。
ペットも大切な家族ですので、ぜひ備えてあげましょう!