犬の爪切りは動物病院とペットショップどっち?メリットや値段相場

犬の爪切りをする際、

動物病院やペットショップやサロン

どちらに行くのが良いのでしょうか?

 

そこで今回は

  • 動物病院やペットショップで爪切りをするメリットや料金相場
  • 自宅で爪切りをする際の注意点や切り方
  • 自宅での爪切りで犬が嫌がる際の対処方法

などをご紹介します。

動物病院で爪切りをするメリットと料金相場

犬を飼っていると、かかりつけの動物病院があると思います。

 

動物病院では、爪切りをしてくれるサービス

あるところもありますので、

かかりつけの動物病院に確認してみましょう。

 

動物病院は万が一の時も安心

やはり「病院」ですので、万が一の時にも安心です。

 

爪の状態が悪かったりしても、すぐ

診察してもらうこともできますので

安心して爪切りをしてもらうことができます。

 

 

また、爪切りのために動物病院に行き、

その時についでに体重測定を

してもらうこともできます。

 

 

また、動物病院の中には健康診断の一環として、

爪切りをしているところなどもありますので、

ぜひ事前にかかりつけの病院に確認してみましょう。

 

動物病院の料金の目安

動物病院で爪切りをしてもらう場合の料金は、

動物病院によって費用が違いますが

平均的には約500円程度となります。

 

高くても1,000円程度でできますので、

気軽に利用することができます。

 

 

他の診察や健康診断なども合わせてできる、

いざという時に安心ということを考えても、

決して高い費用ではないでしょう。

 

ペットショップでの爪切りをするメリットと料金相場

ペットショップやトリミングサロンなどでも

爪切りのサービス

行っているところがあります。

 

ほとんどのペットショップやサロンで予約が必要です。

 

行きたい時にその時間が空いていないということも

ありますので注意しましょう。

 

買い物やトリミングも一緒にできるので便利!

爪切りはそれほど時間はかからず、

比較的短い時間で終わります。

 

ペットショップであれば、

爪切りのサービスを受けている間に

犬に必要なグッズなどを

買い物しながら待つこともできます。

 

 

また、トリミングなど定期的に通っている

という場合であれば

トリミングと一緒に爪切りをしてもらうこともできます。

 

予約をすることで、その時間に合わせて行けば、

比較的時間通りケア

してもらうことができます。

 

 

そのため、病院などに比べると

呼ばれるまでの待ち時間が短いのが

メリットになります。

 

ペットショップの料金の目安

ペットショップやトリミングのサロン

などの爪切りの料金は、

動物病院と同じ位で平均500円程度になります。

 

こちらも高くても1,000円程度となりますので、

それほど高い料金ではありません。

 

 

また、サロンではトリミングのオプションとして

爪切りがあったり、

ペットショップでは爪切りだけのメニュー

提供しているお店もあります。

 

ペットショップやサロンによって違いますので、

事前に調べてみましょう。

 

そもそも犬の爪のケアは必要なの?

犬が嫌がるからと、伸びた爪をそのままにしておくと

様々な危険があります。

 

  • 巻き爪になり肉球に食い込んでしまう
  • 爪が折れたり割れたりする
  • 爪が何かに引っかかる
  • 骨格が変形してしまう
  • スムーズな歩行ができなくなる

これらのことを考えても、犬の爪のケアは必要です。

 

 

普段から運動や散歩などが十分にできている犬であれば

爪は自然とすり減りますので、適度な長さが保たれます。

 

 

しかし、室内犬や高齢犬

運動が不足しがちになることもあります。

 

そのような時は、飼い主さんが

様子を見てケアが必要になります。

 

 

爪は弧を描くように伸びるため巻き爪になり、

そのまま肉球に食い込んでしまうこともあります。

 

また、爪が根元から折れてしまったり、

何かに引っかかったりすれば

爪が折れてしまうことも考えられます。

 

 

また、爪がのびていることが原因となり、

肉球が地面に接地しづらくなります。

 

そうすると、スムーズに歩行ができない

ということも考えられます。

 

 

犬の爪のケアはとても大切ですので、

子犬の頃からの習慣としておくと良いでしょう。

 

自宅で爪切りする際に事前に知っておくべきことや注意点

自宅で爪切りをする前に、

事前に知っておくべきことを確認してみましょう。

 

犬の爪の構造を知っておこう

人間の爪と犬の爪は構造が違いますので、

犬の爪切りをする時には

事前に犬の爪の構造を知っておきましょう。

 

 

犬の爪を良く見ると、

根元の部分がピンク色になっています。

 

ピンク色の部分には皮膚と同じように

神経や血管が通っているので、

この部分を切ってしまうと

痛みがあり、出血してしまいます。

 

ピンク色の部分は切らないように十分注意しましょう。

 

 

万が一、出血してしまった場合は

市販の止血剤などを使ってケアします。

 

この神経や血管は爪と一緒にのびますので、

爪切りのたびに注意が必要です。

 

自宅で爪切りするのに必要な道具

犬の爪切りをするには、必要な道具を事前に揃えましょう。

 

  • 爪切り
  • 止血剤

止血剤は、万が一誤って神経や血管の部分を切ってしまい、

出血してしまったことを考えて準備しておきましょう。

 

 

また、爪切りは、市販されている爪切りを準備します。

 

犬の爪切りは様々な種類がありますが、

ハサミタイプのものより

輪の中に爪を挟み爪を切る

ギロチンタイプのものが使いやすくおすすめです。

 

爪切りのペースは月1回を目安に

爪切りのペースですが、犬の散歩や運動などの

状況によって変わってきます。

 

 

散歩や運動が十分にできている犬は、

爪が適度に削られているため

それほどのびていませんので、

月1回を目安でOKでしょう。

 

散歩や運動などが十分でないという場合には、

もう少し頻繁に爪切りをしてあげる必要があるでしょう。

 

適切な爪の長さは爪先が床につかない程度

犬の爪は、根元に神経や血管が通っているため、

あまり短すぎると出血してしまいますので、

適度な長さを保ってあげる必要があります。

 

爪先が床につかない程度に切ってあげましょう。

 

 

室内でフローリングなどを歩いた時に、

爪が床にあたりカシャカシャと

音を立てるようであれば、のびすぎかもしれません。

 

犬の歩く様子なども観察して、

適度な長さを保ってあげましょう。

 

出血した時には落ち着いて対処する

万が一、爪を切りすぎて出血してしまった時は

落ち着いて対処してあげましょう。

 

 

まずは、市販の止血剤で出血を止めてあげれば、

出血も落ち着きます。

 

その後、症状が気になるようであれば

動物病院で診てもらうようにしましょう。

 

爪が黒い犬の爪切りで事前に知っておくべきことや注意点

犬のほとんどは、人間と同じ白と透明な爪になりますが、

犬の中には犬種によって爪が黒い場合があります。

 

犬の爪が黒い場合には、神経や血管などが確認しづらいため、

より一層の注意が必要です。

 

少しずつ切り進める

犬の爪が黒い場合には、

慎重に少しずつ爪を切り進めていきます。

 

血管が近づいた時には、

爪の断面に黒い芯のようなものが

見えてきますので、

そこで切るのを1度ストップしましょう。

 

 

また爪がのびている場合には、

パサパサと乾燥した部分は切っても構いません

 

犬の爪を切った切断面の中心部分が

ツヤツヤと湿り気をおびていたら、

血管が近いので切るのをやめましょう

 

判断が難しい場合は、動物病院などで切ってもらう

爪が黒い場合、血管などが近づくと

見た目が少し違ってきますが、

白い爪に比べると、やはり判断は難しくなります。

 

そのため、判断が難しい場合は、

無理をせずに動物病院やペットショップ、

サロンなどで切ってもらうと良いでしょう。

 

 

犬の血管などを誤って切ってしまい、

出血したり、痛い思いをしてしまうと

次から爪切りを嫌がってしまう

きっかけとなってしまいます。

 

無理をせずに、プロにお任せすることも大切です。

 

自宅で爪切り!基本の4ステップ

自宅で飼い主さんが爪切りをするには、

基本の4ステップで行うことができますので、

ぜひ覚えておきましょう。

 

ステップ1:血管の確認

ステップ1は、犬の爪の根元にある神経や血管を

確認することです。

 

この部分を切ってしまうと出血してしまうことがありますので、

爪を切る前に十分に確認しておきましょう。

 

ステップ2:保定して足を上げる

ステップ2は、保定して足を上げるということです。

 

飼い主さんの身体に犬を引き寄せて

爪切りを持つ手の反対側の腕の

脇に犬を抱え込みます。

 

 

もし、2人で爪切りができるようであれば、

おやつなどを犬の鼻先

出して引き付けながら行うとうまくいきます。

 

ステップ3:後ろ足から切る

ステップ3は、犬の後ろ足の爪から切るということです。

 

前足から始めてしまうと、

犬が恐怖心を抱いてしまうことがあります。

 

後ろ足の爪を角を落とすような感覚

少しずつ切っていき、

神経や血管の手前まで切ったら、

ヤスリで仕上げてあげましょう。

 

後ろ足が終わったら、前足の爪を切りましょう。

 

ステップ4:終わった後は必ず褒める

ステップ4は、爪切りが終わったら

犬を思い切り褒めてあげることです。

 

爪切りが終わったら、

毎回必ず犬を褒めてあげることを忘れないで下さい。

 

 

犬は褒められることで、

「爪切りを我慢すると褒めてくれる♪」と、

次回の爪切りも上手に我慢してくれるでしょう。

 

犬が爪切りを嫌がる時の対処法とコツ

爪切りを上手にしてくれる犬もいれば、

嫌がってしまう犬もいます。

 

嫌がる犬の爪切りを成功させるコツ

みていきましょう。

 

犬が触ると喜ぶところから触る

犬は爪切りをすることに恐怖心を

抱いているかもしれません。

 

 

そこで、犬がなでられて喜ぶところから触っていきましょう。

 

 

首や背中、胸など、自分でなめることができない部分を

なでられると犬は喜びます。

 

こういったところから、少しずつ触っていき

リラックスさせてあげると良いでしょう。

 

少しずつ足に近づく

爪切りをする時に、いきなり足に触ると

びっくりして警戒してしまうことがあるかもしれません。

 

散歩の後で足を拭くのが嫌という犬もいるように、

足を触られるのが苦手な犬もいるかもしれません。

 

 

そこで、足には少しずつ近づくようにしましょう。

 

 

そうすることで、警戒心も徐々に薄れ、

スムーズに足に触れるようになるでしょう。

 

足をもんだり、肉球を優しく触ってあげる

というのも良いでしょう。

 

足を持ち上げすぎたり、強く握らない

足を高く持ち上げすぎたり、強く握ってしまうと

犬はびっくりしてしまいます。

 

爪切りをしたい足を軽く後ろに曲げるようにして行うと、

爪を切っている様子も犬に見えないため、

気にせずに爪を切らせてくれます。

 

 

床で爪切りなどをするとやりにくいので、

高い場所に乗せて行うのが良いですが、

落下事故などには十分に注意する必要があります。

 

無理をせずに丁寧に行う

以前爪切りをした時に犬を無理に抑え込んだり、

犬の足を無理に引っ張ったりすると、

それが嫌な記憶として犬にはが残ってしまいます。

 

1度そういった経験をすると、

犬はお手入れを嫌がってしまうことがあります。

 

 

決して無理をせずに丁寧に爪切りを行いましょう。

 

まとめ

 

犬の爪切りをする際、動物病院でもペットショップでも、

どちらにもそれぞれメリットがあることをご紹介しました。

 

爪がのびっぱなしになっていると

犬に様々な影響を与えてしまいますので、

飼い主さんが犬の様子を見ながら

しっかりケアしてあげましょう!