犬猫は本当に自分の名前を認識できる?呼んでも反応しない理由と対策

犬や猫は、自分の名前を「名前」として認識しているか?

ということは科学的には明らかになっていませんが、

呼びかけられる「音」や「言葉」として

きちんと自分の名前を認識しています。

 

しかし、飼っている犬猫の名前を呼んでも反応しない!

という飼い主さんは、

「本当に認識できてるの?名付けるのって意味ないんじゃ?」

と疑問に感じてしまいますよね。

 

 

そこで今回は

  • 犬猫はどのように自分の名前を認識しているのか?
  • 呼んでも反応しない原因は?
  • 名前を認識させて覚えさせる方法
  • ペットに名前をつけることのメリットやポイント

などを詳しくご紹介します。

 

犬は自分の名前を認識して覚えることができる?

前述のように、犬は自分の名前を

  • 「名前」だとして認識しているか
  • 単語を覚えているのか

ということは科学的には明らかになっていません。

 

 

しかし犬は呼びかけられる音や言葉として

自分の名前を認識しています。

 

犬は1つ1つの言葉の組み合わせ・語彙力の

積み重ねではなく、

言葉とイントネーションを理解できている

という研究結果があります。

 

 

一般的に人間の2歳〜4歳程度の言語理解能力

あるとされていて、

人間の子どもと同じように楽しそう・悲しそう・

怒っていそう・自分を呼んでいる…

 

などの声を聞き分け、毎日の生活の中で

よく出てくる言葉を覚えると考えられています。

 

 

犬の名前は毎日の生活の中で

飼い主さんから1番多くかけられる言葉ですので、

名前を呼んだ時の反応も早いため、

名前を覚えている』と言われているのです。

 

猫は名前を認識して覚えることができる?

犬同様、猫も自分の名前を覚えることができます。

 

 

ただ 猫は言葉というよりは、

1つの音で自分の名前を覚えていると考えられています。

 

猫の名前を毎日呼ぶことで、猫は

自分の名前を音として覚えてくれるのです。

 

 

名前を覚えるまでの時間や、

名前を呼ばれた時にどのような反応をするかは

個体差があります。

 

しかし名前を呼べば

反応してくれるようにはなりますので、

猫にも名前を考えてあげましょう。

 

 

犬や猫の名前を呼んでも反応しない原因は?

犬や猫が自分の名前を覚えない(呼んでも反応しない)

という場合には、

以下のような名前が原因になっている場合が

ありますので、ぜひチェックしてみて下さい。

 

犬猫にとって聞き取りづらい名前

犬や猫が名前を覚えないという時には、

その名前が聞き取りづらい音なのかもしれません。

 

 

犬や猫には聞き取りやすい音、

聞き取りづらい音があります。

 

アイウエオなどの母音は聞き取りやすく

カ行、サ行、タ行などの

子音は聞き取りづらい音になります。

 

 

犬や猫の名前が、子音ばかりの

聞き取りづらい音ばかりの名前ですと、

なかなか名前を覚えることができません。

 

発音が一定の名前

発音が一定になっている名前だと、

犬や猫が名前を覚えられないことがあります。

 

 

飼い主さんが名前を呼びかける時に

一定の発音になっていると、

文章の中に名前が紛れてしまいます。

 

結果、単語とイントネーションが繋がらないので、

名前を認識することができないのです。

 

褒めるしつけではなく叱るしつけをしている

犬や猫が何か悪いことをした時には

叱ることがあると思いますが、

その時に、名前を呼びながら

叱ったりしていませんか?

 

 

『名前を呼ばれたら嫌な事がある』と

犬が認識してしまう為、

呼んでも反応しない原因になってしまいます。

 

ですので叱る時は名前ではなく、

『こら!』『ダメ!』などの

名前とは関係の無い言葉を使うようにしましょう。

 

 

また、失敗した時に怒ったり、叩いたり、

怖い思いをさせることでしつけをしていると、

本能的に関わりたくない相手だと感じ、

名前を覚えないことがあるのです。

 

このようなしつけをしていると、

名前を呼んでもわざと聞こえないふりを

することがあります。

 

(犬の場合)主従関係ができていない

犬は元々群れで生活する動物ですので、

群れの中ではリーダーを求めます。

 

リーダーというのは支配者ということではなく、

指示を与える人、群れを守る頼れる人

そういった意味のリーダーです。

 

 

飼い主さんがしつけをせずに甘やかしていると、

犬はリーダーがいないと判断し、

自分がリーダーになろうとすることがあります。

 

自分がリーダーに立ったとなると、

犬は飼い主さんやその家族を下に見るため、

言うことを聞かなくなります。

 

 

そのため、名前を呼んでも聞こえないふりをしたり、

聞く耳を持とうとしないなどの行動をするため、

名前を覚えていないと感じることになります。

 

 

犬や猫に名前を覚えさせる方法

犬や猫に名前を覚えさせる方法

ご紹介していきます。

 

犬や猫が名前を覚えるには個体差がありますので

時間がかかる場合もありますが、

根気よく続けていくことで名前を覚えてくれます。

 

 

焦らずに犬や猫のペースに合わせて覚えさせる

のがポイントです。

 

名前を呼んだ後に良いことが起こるイメージを定着させる

犬や猫に名前を覚えさせる1番早い方法は、

名前を呼んだ後に良いことが起こるという

イメージを定着させることです。

 

 

例えば名前を呼んだ後に、

  • 大げさに褒める
  • おやつをあげる
  • 犬や猫とたっぷり遊んであげる

こういったことを繰り返しているうちに

犬や猫は良いことがあると思い、

名前を覚え、呼ばれたら反応するようになります。

 

撫でる前に名前を呼ぶ

犬や猫とスキンシップをする時に名前を呼ぶというのも、

比較的犬や猫が名前を早く覚えてくれる方法です。

 

 

犬や猫は、飼い主さんに撫でられるのが大好きです。

 

そして、大好きな飼い主さんの温かい手で

優しく撫でられている時には、

とてもリラックスした状態です。

 

 

そのような時に名前を繰り返し呼ぶことで、

犬や猫は自分の名前を

覚えてくれるようになるでしょう。

 

何かする時は名前を呼んでから

犬や猫に名前を覚えさせる場合、

必ず名前を呼んでから行う

ということを繰り返してみましょう。

 

 

「○○ちゃん、ご飯だよ」

「○○ちゃん、一緒に遊ぼう」

「○○ちゃん、お散歩に行こう」

 

 

など、行動をする時に名前を呼ぶことで、

犬や猫は自然と名前を

覚えることができるでしょう。

 

叱る時に名前を呼んではいけない

毎日の生活の中で、犬や猫がいけないことをしてしまい、

犬や猫を叱るということもあるでしょう。

 

しかしその時に、名前を呼んで叱ってはいけません

 

 

犬や猫は怒られたことを覚えていて、

名前を呼んで怒ってしまうと

それがトラウマのようになってしまいます。

 

名前を呼ばれる=怒られるというイメージが定着してしまうと、

名前を覚えても反応などをしなくなることがあります。

 

 

犬や猫に名前をつけるメリット

ペットに名前をつけることで、具体的に

どのようなメリットがあるのでしょうか。

 

信頼関係を築ける

犬や猫に名前をつけることで、

飼い主さんと犬や猫の間に

信頼関係を築くことができます。

 

飼い主さんの名前を呼ぶということに対して、

反応してくれるようになりますので、

お互いの関係が良好になります。

 

 

特にの場合は、主従関係を結ぶことが大切です。

 

飼い主さんをリーダーとして認識することで、

飼い主さんの指示に忠実に従うようになりますが、

そのためには信頼関係を築くことがとても大切です。

 

咄嗟の指示に対応できる

犬や猫に名前をつけることで、

とっさの時に指示を聞いてくれるようになります。

 

その行動を止めたい、飼い主さんの元に戻って欲しいなど

とっさの時に名前を呼ぶことで反応してくれます。

 

 

名前を呼んで一瞬行動が止まる、

こちらを見るなどすることで、

思わぬ事故などトラブルを防ぐことができるのです。

 

アイコンタクトを取れる

犬や猫とアイコンタクトを取れるということは、

主従関係ではとても大切なことです。

 

目と目を合わせて名前を呼び、指示をすることで、

特に犬は指示通りの行動をすることができます。

 

 

犬や猫の名前を考える時のポイントや注意点

犬や猫にはどのような名前をつけると、

犬や猫が覚えやすいのでしょうか。

 

犬や猫の名前を考える時のポイントをみていきましょう。

 

聞き取りやすいシンプルな名前

犬や猫の名前は、

聞き取りやすいシンプルな名前がおすすめです。

 

犬や猫に聞き取りやすい音と聞き取りづらい音が

あることはご紹介しましたが、

聞き取りづらい音ばかりの名前は、

犬や猫が覚えにくいということになります。

 

 

また、長い名前をつけても文章などと紛れてしまい、

名前と認識することが難しくなるため、

できるだけシンプルな名前を考えるようにしましょう。

 

自分以外の人も呼びやすい名前

犬の名前というのは

飼い主さんやその家族だけが使うわけではありません

 

例えば、動物病院などに行けば、

待合室で犬の名前を呼ばれることがあるでしょう。

 

 

その他にも、ペットホテルに泊まる時、

自治体への登録、狂犬病の予防接種など、

様々な場面で犬の名前を呼ばれることになります。

 

凝りすぎた名前や、人前で発言するのが

恥ずかしい言葉などの名前は避けるようにしましょう。

 

多頭飼いの場合はできるだけ響きを変える

犬や猫を多頭飼いしている場合には、

響きをできるだけ変えるようにすることをおすすめします。

 

 

犬や猫は名前を音として認識し、

自分の名前を覚えます。

 

そのため、同じような響きであると、

自分の名前であるのか、

他の犬や猫の名前であるのか、

聞き分けがつかなくなってしまいます。

 

 

できるだけ、それぞれ響きの違う名前をつけるようにすると、

スムーズに自分の名前を認識してくれるでしょう。

 

犬や猫に人気の名前ランキング!

たくさんの名前がある中で、愛犬、愛猫には

可愛い名前をつけて

あげたいと思うのが飼い主さんの気持ちでしょう。

 

そこで、犬や猫のペットの名前の人気ランキングをご紹介します。

 

ぜひ、名前を考える際の

参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

犬の名前人気ランキング

男の子の名前人気ランキング

 

1位:コタロウ

2位:リク

3位:コロ

3位:レオ

5位:チョコ

5位:レン

7位:ソラ

7位:マロン

9位:クレア

9位:テン

 

 

女の子の名前人気ランキング

 

1位:モモ

2位:サクラ

2位:ナナ

4位:ココ

5位:ハナ

5位:モカ

5位:リン

8位:チョコ

8位:モコ

10位:プリン

10位:マロン

10位:メイ

10位:ラン

10位:リリィ

10位:ルナ

10位:ルル

 

猫の名前人気ランキング

男の子の名前人気ランキング

 

1位:レオ

2位:ソラ

3位:マル

4位:コテツ

5位:コタロウ

6位:マロン

7位:ハル

8位:フク

9位:レオン

10位:ムギ

 

 

女の子の名前人気ランキング

 

1位:モモ

2位:ココ

3位:ルナ

4位:リン

5位:ハナ

6位:キナコ

7位:ムギ

7位:メイ

9位:ナナ

10位:サクラ

 

 

まとめ

いかがでしたか?

 

犬や猫は自分の名前を音として認識していますので、ぜひ聞き取りやすい音を使い、

ステキな名前を考えてあげて下さいね。