毎日洗濯していても、白いTシャツの襟元や脇に、いつの間にか
ついてしまう黄ばみや黒ずみ。
白いTシャツだと目立つので、意外と見られているものです。
1度ついてしまうと毎日の洗濯だけでは、なかなか落ちないため、
気に入っていたのに、着られなくなってしまったということも
あるのではないでしょうか。
しかし、ついたばかりの黄ばみも、頑固な黒ずみもキレイに落とす
方法があるのです。
そんな黄ばみや黒ずみに効果のある洗濯方法、黄ばみや
黒ずみの予防法をご紹介します。
また、何度も洗濯していると気になってくるのが、襟元のヨレ。
襟元のヨレを防ぐ方法も合わせてご紹介します。
目次
衣服の汚れ、黄ばみや黒ずみの原因は?
まずは洗濯をする前に、衣服につく汚れの原因を知っておきましょう。
汚れの原因を知ることは、それがどんな種類の汚れなのかを
判断するヒントにもなります。
衣服の汚れの原因は主に2つ
衣服につく汚れの原因は主に2つで、
- 汗や皮脂などによる汚れ
- 外からつく汚れ
になります。
- 空気中のチリやホコリ
- 自動車の排気ガス
- タバコの煙
- 泥汚れ
これらが外からつく主な汚れとなります。
泥汚れなどは、頑固な汚れで、落としにくいことがありますが、
その他は目に見えないため、わかりにくい汚れでもあります。
黄ばみ、黒ずみの原因は皮脂汚れの酸化
白いTシャツで気になる汚れといえば、黄ばみ、黒ずみ。
洗いたては真っ白だったはずの白いTシャツが、時間が経つと
黄ばんだり、黒ずんだりすることがあります。
この黄ばみや黒ずみは、洗濯で落としきれなかった皮脂汚れが
残っていることが原因になります。
残った皮脂が酸化することが黄ばみとなります。
そして、この黄ばみにホコリなどが付着することで黒ずみに
なるのです。
特に夏場は汗をかいたり、皮脂汚れが増える時期でもありますので、
汚れをしっかり落とさなければ黄ばみができやすくなります。
そして、ライフスタイルの変化とともに洗濯の仕方も変わっており、
それが黄ばみ、黒ずみの原因となっていることがあります。
時間短縮で洗濯している
仕事などをしていると忙しくて、洗濯は短縮コースという方も
多いのでは?
短縮コースですと、それぞれの工程の時間が短くなり、
洗いやすすぎの回数が減りますので、汚れがしっかりと
落ちきっていないことがあります。
液体洗剤を使用している
皮脂汚れは酸性になりますが、市販されている液体洗剤の
ほとんどが中性洗剤になります。
中性洗剤は、頑固な皮脂汚れを落とすのには不向きです。
酸性の皮脂汚れを落とすには、アルカリ性の粉末洗剤が
ベストです。
洗剤の規定量を守っていない
洗剤は少なすぎると洗浄力が落ちるため、汚れをしっかり
落とすことができません。
逆に多すぎてしまうと、石鹸カスなどが残ってしまうため、
汚れが蓄積されやすくなります。
洗剤は規定量を守ることで、洗浄力を最大限に発揮することがで
きるのです。
洗濯物を詰め込みすぎ
洗濯物を詰め込みすぎてしまうと、ドラムの中で衣服が動かないため、
洗剤や水が行き届かずに汚れを落としきらないということがあります。
長時間の放置
衣服を着てから洗濯するまでの時間が開いてしまうと、汚れが
酸化しやすく、落ちにくくなってしまいます。
忙しくて週末にまとめて洗濯という方も、シャツやTシャツなどは
こまめに洗濯をすることをおすすめします。
また、頻繁に洗濯ができないという場合にはクリーニングに
出すというのも1つの方法です。
洗濯前に知っておこう!衣服の汚れの種類は?
続いて、衣服の汚れの種類を知っておきましょう。
汚れの種類に合わせて、
- 使う洗剤を選ぶ
- 使い方を工夫する
ことができるのです。
油性汚れ
衣服の汚れの種類の1つに、油性汚れがあります。
- 身体から出る皮脂
- 食べこぼし
- 車の排気ガス
これらが、油性汚れとなります。
油性汚れには、
- 動物の脂肪
- 植物油の成分
- 鉱物性の油分
なども含まれます。
水溶性汚れ
衣服の汚れの種類2つ目は、水溶性汚れです。
- 果汁
- スープなどの汁物
- 汗汚れ
これらが、水溶性汚れとなります。
汗汚れは放置することで、衣服が固くなってしまいます。
また、糖やたんぱく質の汚れを放置すると虫食いの原因となる
こともあります。
水溶性汚れを落とさずにアイロンをかけるとシミや変色になることも
あるので、注意しましょう。
不溶性汚れ
衣服の汚れの種類の3つ目は、不溶性汚れです。
- 砂
- ホコリ
- 鉄粉
これらが、不溶性汚れとなります。
また空気中のチリの成分に含まれていることもあります。
特殊汚れ
衣服の汚れの種類4つ目は、特殊汚れです。
- 食品のデンプン
- 血液汚れ
- カビ
これらが特殊汚れとなります。
1度洗濯して、殺菌した洗濯物でも衣服に水分が含まれ、
空気中に胞子があるとカビが発生します。
黄ばみ、黒ずみを落とす!汚れに合った洗剤の使い方をしよう
Tシャツなどの黄ばみ、黒ずみを落とす方法の1つ目は、
汚れに合った洗剤の使い方をするということです。
黄ばみ、黒ずみの原因となる汗や皮脂の汚れは、食器用洗剤、
さらにはオレンジピールなどを含んだ洗剤を合わせて使うことで
高い効果を得ることができます。
さらには、皮脂は35度位から溶け始めますので、お湯などを
使って洗うと効果的です。
- 食器用洗剤を黄ばみや黒ずみの部分に、スポンジで軽く塗り込む
- 洗面器などに35度〜40度位のお湯をはり、粉の酸素系漂白剤を溶かす
- 食器用洗剤を塗り込んだTシャツを30分、ひどい汚れの時には一晩つけこむ
方法で洗濯をしてみましょう。
頑固な黄ばみや黒ずみなどの汚れをすっきり落とすことが
できます。
黄ばみ、黒ずみを落とす!酸素系漂白剤の活用
黄ばみ、黒ずみなどを落とすのに活用したいのが酸素系漂白剤です。
漂白剤には
- 酸素系漂白剤
- 塩素系漂白剤
があります。
塩素系漂白剤は、強いアルカリ性でシミの色素を分解してくれるので、
黄ばみや黒ずみなども白くしてくれます。
しかし、強い漂白力が衣服の本来の色まで漂白してしまうため
色柄物には使うことができません。
一方で酸素系の漂白剤は、
- シミ抜き
- 漂白
- 除菌
- 消臭
などの効果が期待できます。
過酸化水素水が主な成分となっていて、安全性も高いので、
黄ばみや黒ずみなどの部分に直接塗り、放置しておくことも
できます。
色柄物にも使うことができますので、使い勝手が良く、お手持ちの
衣服のほとんどに使うことができるでしょう。
酸素系漂白剤は、粉末タイプと液体タイプがありますが、
粉末タイプの方がよりシミ抜き、漂白に効果があります。
酸素系漂白剤を使えば、ひどい汚れでも30分程度つけ置きすれば
黄ばみ、黒ずみを落とすことができます。
使い勝手の良い酸素系漂白剤を活用してみるのも、おすすめです。
黄ばみ、黒ずみを落とす!奇跡の洗剤を手作りしちゃおう
Tシャツの黄ばみや黒ずみを落とす方法として洗剤を手作りするのも
1つです。
市販されている洗濯洗剤も、常に改良されていて洗浄力の高いものも
ありますが、市販の洗剤だけでは黄ばみ、黒ずみが落とせないことも
あります。
そんな時は、黄ばみや黒ずみに強いオリジナルの洗剤を手作り
してみましょう。
- 液体食器用洗剤
- 粉末の酸素系漂白剤
- 液体の酸素系漂白剤
これらの洗剤を同じ分量ずつ加え、混ぜ合わせます。
それぞれの洗剤が混ざった直後の化学反応によって洗浄力が
高まります。
そのため、作り置きなどはできませんので、洗濯の都度作る
というのが最大のポイントです。
- 黄ばみや黒ずみが気になる部分を歯ブラシなどで縦横から軽く擦る
- その後、アイロンなどのスチームを黄ばみ、黒ずみの部分に当てる
- 水やお湯などですすいだら、いつも通り洗濯機で洗う
アイロンをかけた時に泡が出てくるのですが、この泡が
黄ばみや黒ずみなどを漂白してくれます。
頑固な汚れの場合には、①と②の工程を数回繰り返しましょう。
これで、黄ばみや黒ずみをすっきり落とすことができます。
少し手間はかかりますが、洗剤を作るといっても、混ぜ合わせるだけ
ですので、とても簡単でおすすめです。
白いTシャツを守る!黄ばみ、黒ずみ予防法
白いTシャツの脇や襟元についていると気になる黄ばみや
黒ずみはキレイに落とすことができますが、洗濯前のちょっと
したひと手間で汚れをつきにくくすることもできます。
食器用洗剤を塗り込む
黄ばみや黒ずみを防ぐ方法の1つ目は、食器用洗剤を使い
予防する方法です。
黄ばみや黒ずみがつきやすい襟元などに、食器用洗剤を
スポンジなどでこすり過ぎない程度に塗り込みます。
そのあとは、いつもと同じように洗濯機で洗いましょう。
ベビーパウダーを塗る
黄ばみや黒ずみを防ぐ方法の2つ目は、ベビーパウダーを
使い予防する方法です。
ベビーパウダーは、赤ちゃんのあせもなどができないように
使うものですが、ベビーパウダーの汗や油を吸収しやすい
という特性を使うのです。
乾いた洗濯物の襟元などに、軽くベビーパウダーをはたいて
おくと、汚れを防ぐことができます。
ベビーパウダーは、元々赤ちゃんが使うものです。
肌にも優しいので、安心して使えます。
アイロンのりでコーティング
黄ばみや黒ずみを防ぐ方法の3つ目は、アイロンのりを
使い予防する方法です。
ドラッグストアなどでは、スプレータイプののりが
市販されています。
のりを使いアイロンをかけることで、汚れがつきにくく
なるのです。
こまめに汗を拭く
黄ばみや黒ずみの原因は、汗や皮脂の汚れです。
そのため、汗をかいたら、こまめに拭くというのも黄ばみや
黒ずみを防ぐことに繋がります。
特に汗をかきやすい夏場はもちろん、冬でも暖房が強く、
汗をかくなどのこともありますので、汗をかいたら
拭くようにしましょう。
Tシャツの襟元のヨレを防ぐ方法とは?
Tシャツを長く着ていると気になるのが、襟元のヨレ。
洗濯を繰り返すたびにヨレてしまい、何度も着ていると
クタクタになってしまうことがあると思います。
特にお気に入りのTシャツに限って、何度も着て、何度も
洗濯をしてヨレヨレということも。
Tシャツの襟元のヨレは洗濯の仕方や干し方で防ぐことが
できるのです。
襟元を輪ゴムで巻く
Tシャツを洗濯する時に、襟元を輪ゴムで巻いて洗濯すると
襟元のヨレを防ぐことができます。
Tシャツの襟元から3cm位のところで、特に目立った汚れが
ない部分を、きつめに輪ゴムで巻きます。
そのあと、いつも通り洗濯をしましょう。
このひと手間で、Tシャツの襟元のキレイをキープできます。
生地の特性を活かした裏ワザを試してみよう
綿素材は、氷水などのような冷たい水につけて布にショックを
与えてから洗うと、縮もうとする力が強くなるため、
襟元がヨレるのを防いでくれることがあります。
Tシャツのヨレた襟元や裾などの部分を、
- 両端からジャバラ折りにしてまとめる
- まとめた部分を氷水につけてユラユラさせること30秒
- 軽くしぼったら引っ張らないように広げて干す
これで、襟元などのヨレを防ぐことができます。
Tシャツの黄ばみ、黒ずみはキレイに落ちる!ヨレを防げば長く着られる!
お気に入りの白地のTシャツが、汚れで黄ばんだり、
黒ずみになってしまうとショックですよね。
衣服の汚れは、
- 着ている人の身体から出る汚れ
- 外からつく汚れ
に分かれます。
- 油性汚れ
- 水溶性汚れ
- 不溶性汚れ
- 特殊汚れ
さらに汚れには種類があり、それを知っておくことで
汚れに合った洗剤などを選ぶことができるでしょう。
これらの汚れがある中で、Tシャツなどの黄ばみ、
黒ずみの原因となるのが、汗や皮脂などの汚れです。
汗や皮脂が酸化したり、そこにホコリなどが付着して
黄ばみや黒ずみになります。
ライフスタイルの変化に伴い、
- 洗濯時間の短縮
- 液体洗剤での洗濯
- 洗濯のまとめ洗い
- 洗剤の規定量を守っていない
ということが原因で、汗や皮脂などの汚れをしっかり
落としきることができずに、黄ばみや黒ずみができて
しまうのです。
黄ばみや黒ずみは、洗濯によって落とすことができます。
- 汚れに合った洗剤の使い方をする
- 酸素系漂白剤の活用
- 洗剤と酸素系漂白剤を活用した洗剤を手作りする
毎日の洗濯でできることばかりですので、諦めずに
試してみて下さい。
また、黄ばみや黒ずみは洗濯前、洗濯後のひと手間で
予防することができます。
- 食器用洗剤を塗り込む
- ベビーパウダーを活用
- アイロンのりを活用
- こまめに汗を拭く
家にある物を活用したり、手頃な値段で準備できるもので
黄ばみや黒ずみは予防することができます。
黄ばみや黒ずみとともに、Tシャツで気になるのが、襟元や
裾のヨレではないでしょうか。
襟元などのヨレは、洗濯方法で防ぐことができます。
- 襟元を輪ゴムで止めて洗濯する
- 襟元を氷水に浸してから洗濯する
これで、襟元のヨレを防ぐことができるのです。
特に気になる白いTシャツの黄ばみや黒ずみ、襟元のヨレを
防ぐことができれば、お気に入りのTシャツも長く着る
ことができますよね。
ぜひ、毎日の洗濯でこれらの方法を試してみて下さいね!