赤ちゃんの添い寝はいつからが安全?メリットやデメリットを解説!

夜の赤ちゃんとの添い寝は、

この時期まではダメで、この時期からしても良い

という決まりは特にありません。

 

添い寝する事のメリットもたくさんありますが、

安全面に注意しないと、赤ちゃんが危険な状態

なってしまうこともあるんです。

 

そこで、今回は

  • 赤ちゃんと添い寝を始める目安
  • いつまで添い寝をしても良いのか
  • 添い寝をすることのメリット・デメリット
  • 添い寝をする際の注意点

などをご紹介します。

 

赤ちゃんとの添い寝を始める目安は?

赤ちゃんとの添い寝を始める

目安についてご紹介します。

 

絶対にこの時期!という決まりは無い

赤ちゃんと添い寝をする時期というのは、

正式には決まっているわけではありません。

 

 

しかし、一般的には生後28日未満の

新生児と呼ばれる時期から1歳未満の赤ちゃんの時期は

ベビーベッドを利用する方が多くなります。

 

新生児の場合は、添い寝をしてはいけない

ということはありませんが、

様々なリスクも考えられることから、

ベビーベッドを利用する家庭が多いのです。

 

安全面を考えて赤ちゃんの様子を見ながら決める

赤ちゃんとの添い寝は様々なリスクがありますので、

赤ちゃんの様子を見て、環境を整えることが大切です。

 

 

寝る場所が、赤ちゃんにとって

危険な場所となっていないか、注意を払って

添い寝を始めましょう。

 

こちらについては

『赤ちゃんと安全に添い寝する方法』

という項目にて詳しく説明しています。

 

添い寝しながら授乳の場合も注意!

小さな月齢の赤ちゃんは、

夜中に起きて母乳やミルクなどを飲みます。

 

 

ミルクの場合は哺乳瓶で飲ませるので

心配ありませんが、

母乳の場合は横になったままで授乳をする方も

多いでしょう。

 

 

赤ちゃんのペースに合わせてお世話をしていると

寝不足になるため、ついつい

授乳した姿勢のままママが眠ってしまう

という話も多く耳にします。

 

 

眠ってしまっただけならもちろん

問題は無いのですが、

赤ちゃんに覆いかぶさるような態勢ですと

赤ちゃんが窒息してしまう危険性があります。

 

まだ運動能力が発達していない赤ちゃんは

うまく体勢を変えることができないこともありますので、

小さな月齢の赤ちゃんとの添い寝は

注意しなければなりません。

 

 

もし授乳が終わるまで起きている自信がない場合は、

添い寝を始める

時期というのも考えるべきでしょう。

 

 

赤ちゃんとの添い寝はいつまでしていいの?

こちらに関しても

「〇歳になったら絶対一人寝させないといけない」

という決まりがあるわけでは無いですが、

 

3〜4歳までは添い寝がおすすめ

日本では古くから赤ちゃんと添い寝をするという文化で、

今でも赤ちゃんと添い寝するというご家庭が多いと思います。

 

 

小さな頃から添い寝をするということは、

赤ちゃんとの信頼関係も深めるための良い方法となります。

 

パパママから愛されているという実感は、

様々なことを学ぼうとする意欲にも繋がります。

 

 

そして、その後の人生で困難があっても

生き抜こうとするパワーの源にもなると考えられています。

 

 

3歳から4歳くらいまでは、

添い寝をすることをおすすめできます。

 

欧米では別室が当たり前

日本では添い寝の習慣が古くからありますが、

欧米では赤ちゃんのうちから

パパママとは別室で寝るという文化があります。

 

 

欧米の場合は、赤ちゃんの時だけでなく、

成長して大きくなってからでも、

ハグをする、キスをするなどの

愛情表現をする習慣があります。

 

 

しかし、日本ではお子さんが成長して

年齢が上がるにつれて親子の

スキンシップは減っていく傾向にあります。

 

そのため、欧米に比べると愛情伝達がしにくいのです。

 

 

幼少期とは、赤ちゃんとのスキンシップを

思う存分できるチャンスです。

 

愛情不足になると、

  • 落ち着きがなくなる
  • 反抗的になる
  • なかなか自立ができない

といったことも心配されます。

 

 

スキンシップができる3歳から4歳くらいまでは、

その貴重な時間を有効に活用して

添い寝をしてあげましょう!

 

 

赤ちゃんとの添い寝の仕方で心の育ち方が変わる

赤ちゃんと添い寝をする時は赤ちゃんとママだけでなく、

家族で川の字になって寝ている

というご家庭も多いのではないでしょうか。

 

川の字で寝るといっても

ママが中心の川の字とお子さんが中心の

川の字がありますが、

実は、中心が誰になるかで

心の育ち方が変わってくるといいます。

 

ママが中心の川の字の場合

ママが中心の川の字ですと、お子さんはママの隣に寝ることで

十分なスキンシップができますので、

安心や信頼の心が育つと言われています。

 

 

ママが隣ですのでママとは密着することになりますが、

パパとは間接的に接触をすることになります。

 

そのため、依存と自立、バランスが取れた

情緒が安定した性格になると考えられています。

 

 

ママ中心で川の字になると、パパママも離れず、

信頼関係が保たれるため兄弟が増えたり、

お子さんの成長に合わせてひとり寝や兄弟だけで寝る

というのがスムーズに進むでしょう。

 

お子さんが中心の川の字の場合

昔に比べると今増えてきているのが、

お子さん中心の川の字です。

 

昔と比べると男性も積極的に育児に

参加することが増えていることも影響し、

お子さん中心型が増えていると言われています。

 

お子さんはパパとママの両方に接して

寝ることになるため、よりスキンシップを経験しますので、

安心、信頼の心が育つと言われています。

 

 

ただし、パパママとお子さんの一体感が強いため、

自己中心的になりがちだとも言われます。

 

ある程度の年齢になったら、

早めにひとり寝に移行することを

心がけましょう。

 

パパだけ別室の場合

お子さん中心の川の字が増えている一方で、

赤ちゃんとママだけ添い寝をして、

パパは別室で寝ているという家族も増えています。

 

 

パパだけ別室で寝ている場合は、

パパとの関わりが少なくなります。

 

そのため、必ずしもそうなるというわけではありませんが、

情緒が不安定で、社会性も未熟

なってしまうという傾向があります。

 

 

お仕事の関係から、夜はパパかママの

どちらかとしか寝られない

というご家庭もあると思います。

 

その場合は、一緒に寝るという以外の時間の

お子さんとの関りを重視してあげたいところです。

 

パパやママは、お互いに仕事を頑張っているんだよ

ということをお子さんに伝え、

お休みの日などにたっぷり遊んであげると良いですね。

 

 

赤ちゃんと安全に添い寝する方法

赤ちゃんとの添い寝は、ご紹介したような

危険性も確かにありますが、

メリットもたくさんあります。

 

そこで、赤ちゃんとの添い寝を

安全にするための方法をご紹介していきます。

 

布団で添い寝する場合

布団で添い寝する場合には、

家族が赤ちゃんを踏んでしまうことなどが

ないように注意しなければなりません。

 

 

例えば

  • 兄弟がいる場合
  • パパが夜赤ちゃんよりも後に寝る時
  • 夜中にトイレに起きた時

などに誤って赤ちゃんを踏んだり、

蹴飛ばしてしまったりすることが

ないようにしなくてはなりません。

 

 

そのためには、赤ちゃんが

通路から1番遠い場所に寝るのがベストです。

 

その隣にママが寝て壁になることで、

兄弟が蹴ってしまうということも

防ぐことができます。

 

 

寝る部屋の中で、出入りが少ない場所を選んで、

赤ちゃんを寝かせてあげると安心ですよ。

 

ベッドで添い寝する場合

ベッドで添い寝する場合には、

赤ちゃんが転落してしまわないよう対策を

するのは大前提です。

 

 

大人のベッドで一緒に寝る場合には、

壁際に赤ちゃんを寝かせてママが壁となり

赤ちゃんが転落しないように注意します。

 

 

よくやってしまいがちなのが、

大人用のベッドに赤ちゃんを寝かせたままで、

ベッドの上を歩くということです。

 

大人の体重でマットレスが沈み込んだり、

ベッドのスプリングの振動

赤ちゃんが落ちてしまうことも

あるので注意しましょう。

 

 

また、夜中の授乳などで気をつけなければならないのは、

赤ちゃんをベッドに1人だけで残しておくのは危険です。

 

パパに見てもらう、ベビーベッドに移すなどして、

赤ちゃんが誤って落下しないような工夫をしましょう。

 

周りの環境も整える

赤ちゃんを寝かせる部屋の環境を整える

ことも大切です。

 

例えば、赤ちゃんが寝る場所のそばに背の高い家具や、

物がたくさん入った棚などがあると、

万が一地震が起きた時などとても危険です。

 

 

これは、添い寝をする場合に限ったことではありませんので、

耐震グッズなどで転倒を防ぎ対策などをしておきましょう。

 

 

できれば、ベッドの上だけでなく、

赤ちゃんが寝る場所の周りにも物は少ない方が安心です。

 

 

赤ちゃんとの添い寝!メリットは?

新生児や小さな赤ちゃんとの添い寝は、

リスクが高いと言われていますが、

添い寝をすることは悪いことではありません。

 

添い寝のメリットをみていきましょう。

 

赤ちゃんがぬくもりを感じられ安心感を得られる

新生児や小さな月齢の赤ちゃんは、

もちろん話をすることができません。

 

会話をすることができない赤ちゃんにとっては、

赤ちゃんの近くで目線を合わせる、

顔や身体に触れるということが1番のスキンシップとなります。

 

 

そして、ママが近くにいると感じられることで

安心感を得て、赤ちゃんとの信頼関係も深まるでしょう。

 

赤ちゃんの変化に気がつきやすい

赤ちゃんと添い寝をするメリットとして、

赤ちゃんの変化に気がつきやすい

という点も挙げられます。

 

 

授乳後に赤ちゃんが母乳やミルクを

吐き戻してしまったりすることが頻繁にあります。

 

吐き戻しは、吐いたものがのどなどに

詰まってしまうととても危険ですが、

ママがそばにいればすぐに気がつき、

対応することができます。

 

 

また、熱があったり、いつもと泣き方が違う、

呼吸がいつもと違うといった

小さな変化も気がつきやすくなります。

 

 

また、赤ちゃんは暑すぎても寒すぎても

快適に眠ることができません。

 

汗をかいていないか、手足が冷たくないか、

添い寝をすればママが感じ取ることができるため、

赤ちゃんの不快感を取り除いてあげることができます。

 

 

そうすることで、赤ちゃんはますます

安心感を得られますので、

信頼関係を深めることができるでしょう。

 

夜のお世話がスムーズにできる

新生児や小さな月齢の赤ちゃんは、

数時間毎に目を覚まし、その度に

授乳やオムツ替えをしなくてはなりません。

 

 

夜中の授乳となると、何度も起き上がり、

布団を出入りし、お世話をしなくてはなりませんので

寝不足になりますし、身体も疲れてしまいます。

 

特に冬場の冷え切った中での授乳は辛いものです。

 

 

添い寝をしていると、

布団から出なくても上半身を起こすだけで

授乳することができますので、

ママの負担が減ります。

 

 

また、赤ちゃんもお腹が空いたらすぐに

授乳してもらえるので、安心感を

得ることができるでしょう。

 

ママにとってもお世話が楽になるというメリットもあり、

赤ちゃんにとっても安心感を得られる

というメリットがあるのです。

 

寝つきが良くなる

赤ちゃんは眠っている時間は長いのですが、

浅い眠りであるレム睡眠が、

睡眠時間全体の半分を占めています。

 

そのため、赤ちゃんは少しの物音や

動く気配などでも目を覚ましてしまうのです。

 

 

目を覚ました時にママがすぐ近くにいて、

手を握ったり、ママの身体の一部に触れているだけでも、

安心して眠ることができます。

 

目を覚ましグズり出したとしても、

ママが隣で寝ていてトントンしたりすれば、

また眠りにつくこともできます。

 

 

赤ちゃんは、眠いはずなのになかなか

眠りにつくことができないことがあります。

 

しかし、大好きなママの匂いや感触、心音などを

感じることで寝つきも良くなると言われています。

 

 

赤ちゃんが眠ってくれるようになれば、

ママの睡眠時間を確保することができますので、

赤ちゃんにとってもママにとっても

メリットがあると言えるでしょう。

 

省スペース

ベビーベッドを置くとなると、

家の中にベビーベッドを置くだけの

スペースが必要になります。

 

ベビーベッドには様々なサイズがあり、

コンパクトなサイズのベビーベッドもありますが、

それでもやはりある程度のスペースは必要です。

 

 

添い寝をする場合は、パパママと

同じ布団で寝るので省スペースになります。

 

 

赤ちゃんとの添い寝!デメリットは?

赤ちゃんと添い寝をするメリットは

たくさんありますが、一方でデメリットもあります。

 

このデメリットを知っておくこともとても大切です。

 

SIDS:乳児突然死症候群のリスクが高まる

SIDSは乳幼児突然死症候群とも呼ばれている病気で

元気だったはずの赤ちゃんが、

眠っている間に突然亡くなってしまうという病気です。

 

 

SIDSは原因不明で、様々な調査や研究がされていますが、

いまだに原因は明らかになっていません。

 

特に生後2ヶ月〜6ヶ月の赤ちゃんに集中して

多く発生している病気です。

 

 

添い寝をすると、温度が高くなりやすかったり、

二酸化炭素の濃度も高い環境となるため、

赤ちゃんの呼吸や心拍が乱れることも多くあります。

 

添い寝がSIDSの引き金になるのではないかと

考えられ、懸念されています。

 

窒息死の危険性

添い寝をする場合、窒息死の危険性

ありますので注意をしなければなりません。

 

 

赤ちゃんと添い寝をする場合には、

赤ちゃんと同じ布団やベッドで

寝ることになりますよね。

 

大人であれば、ベッドは柔らかくても問題ありませんが、

赤ちゃんと一緒に寝る場合には、

硬いマットレスなどを使用することをおすすめします。

 

 

柔らかいもので添い寝をすると、

赤ちゃんの頭や身体が埋もれてしまうため、

窒息する危険性が高まるのです。

 

 

また、ベッドの周りに余計な物を

置いていたりしませんか?

 

ぬいぐるみやクッション、タオルなどを

置かないようにしましょう。

 

 

お子さんが動いた時に、そのぬいぐるみやクッションが

うっかり顔の上などに落ちてしまったら、

息ができずに窒息してしまう可能性もあるのです。

 

赤ちゃんが眠る場所の周りには、

物を置かないように注意をしましょう。

 

ベッドから転落する危険性がある

赤ちゃんと添い寝をする時に、布団であれば

転落をするということはありませんが、

ベッドで添い寝をする場合には転落する危険性があります。

 

パパママの寝相次第では、赤ちゃんが

ベッドから押し出されて

転落してしまうことが考えられます。

 

 

しかも、目に見えないけがですと、

そのまま放置してしまったりすることも。

 

放置をして手当が遅れてしまい気づかないうちに

障害が生じてしまうということもあるのです。

 

 

ひとり寝はいつから考える?

小さな赤ちゃんにとってはメリットが

たくさんある添い寝ですが、

いつまでもパパママと一緒に寝ていると

自立が遅くなってしまう

などの考え方もあります。

 

 

しかし、ひとり寝はいつからと

特別年齢が決まっているわけではありません。

 

そこで、先輩ママさん達が

ひとり寝を始めさせたタイミング

ついてみてみましょう。

 

イベントを機に

一般的に多く聞かれるのが

何かのイベントに合わせてひとり寝を

始めたという声です。

 

 

例えば、夜中に起きることなく朝まで

寝てくれるようになったので

2歳の誕生日をきっかけにひとり寝を開始した。

 

兄弟ができたタイミングで就寝スタイルを変えた

 

など、何かのきっかけはひとり寝を始める

いいチャンスなのかもしれません。

 

小学校入学を機に

次いで多く聞かれるのが、

小学校に入るタイミングでひとり寝を

始めたという声です。

 

 

小学生になると同時に子供部屋を作る方も多く、

自分の部屋を持ったことを理由に

ひとり寝を始めたという方も多いのです。

 

卒乳を機に

新生児や小さな月齢のうちは、

夜中の授乳が必要でママも添い寝を

していると楽にお世話ができたと思います。

 

 

しかし、お子さんが卒乳をしたら夜中に起きることなく、

朝まで寝られるようになったので、

それを機にひとり寝に変える方も多いようです。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

 

月齢の低い赤ちゃんとの添い寝は

危険を伴うこともありますが、

安全対策をきちんとしていれば

信頼関係を深めたり、心を育てるための

良いチャンスです。

 

ぜひ添い寝をしてお子さんの心を育ててあげましょう!